Fly Fishing 2013/12/28 Christmas and New Year Fishing Road 2013-2014 ② Trout Paradise Rotorua DAY3 3日目の朝、まずはレイクに出ます。 ストリームマウス2本と、チャンネルエントランスをチェック。 結局釣れたのは、冬~春にさんざん通い込んだいつものチャンネルのスポット。 40cmチョイの小さいのと、50cmくらいので2本。あんまりいいのは出ません。 ストリームに移動して、昨日の朝、ワンスポットで5本出た大場所のプールへ。 昨日釣って最も魚がたまっていると感じた場所だ。 川が90度にベンドして、流れが緩い大規模プール。ここはよく人が入る場所だけど、魚はまだいるはず。こういうスポットは、自分が入って、自分自身の気配が周囲と同化して薄まった頃からがいい。こういう場所はやたらと動かずに、淡々と静かにネバるのがいいのだ。 昨日釣って、バイトしてくるピンスポットは特定してあるので、集中的にそこを狙います。そんなにしつこく流し続ける人間はあまり居ないから、人が釣った後でも釣るチャンスはある。 スタートから10分くらいで、 まずは50cmのブラウン。 そして50cmのレインボー。 さらに51cmのレインボーと3本出ました。 バイトは30分に1発くらい。魚が居るという確信がないとちょっと出来ない釣りかも。 釣り上がって、サイト場のスポットでも50cmオーバーキャッチ。 午後は月曜日の朝、あのブラウンを釣りそこなったスポットを見に行きます。 いるいる、ヤツは定位地に戻っている。今日はハイライトコンディションなので、背の色が薄く見えるけどあのブラウンだ。 この前はローライトだったのでヤツの横に立ってアプローチしたけど、今日のこのハイライトでは横には立てない。 左岸の斜め後ろからヤツまで8mくらいまで接近してアプローチ開始。 逃げないけど全く反応しない。半歩ずつ慎重にヤツににじり寄っていき、5mくらいまで接近。これが限界だろう。キャストはもうフリッピングで届く距離。正確にヤツの鼻先を流れるようにニンフを送り込む。 ジリジリと息詰まる時間が流れ、またしても1時間くらい経ってしまった。 相変わらずヤツは全く無反応。 先週、最初にヤツを見つけたときは、気配を感じるとすぐ下流側のブッシュに隠れて、しばらくするとまた定位置に戻るといった感じだったけど、今日は全く動かない。 ヤツの下手で このレインボーが食ってきた。場所を荒らさないように、ヤツの下流側だけでファイトしてランディング。 ちょっと無理かなあ。2日前に一度掛けてしまった魚だし。。 ほとんどあきらめかけながらも、手が止まらずにニンフを流し続ける自分。 しかし、その時は意外にも突然訪れました。 いつもは3.8、もしく3.3mmと、2.8mmのタングステンビーズのタンデムニンフなんですが、より正確にヤツの正面にニンフが流れるように3.8mmを2つ付けてみます。 変えた事といえばこれだけ。 普通、初め反応しなかった魚がバイトするときは、そのちょっと前から反応に変化が見て取れることが多いけど、無反応だったヤツがニンフのウエイト変更から、本当に唐突にニンフをくわえた! ズシンとした重さが突然ロッドに載ってきて、ヤツが上流に突進し始めた! 食ったぁーーー!!! しかし、向かった方向はまたしても前回やられたあの水中倒木の方。 ヤバイ!!それだけは阻止しなくては... 強引にロッドのバットをリフトして耐える。 なんとか凌いだ。 でもそのすぐ右側にはよく根掛る沈み物がある。こっちは見えないけど、これもたぶん倒木だ。対岸にはブッシュもあってこのベンドは障害物だらけだ。 そこもヤバイから行かせないっ!フロロ1.5号のティペット大丈夫か?! よしっ、これもなんとか凌いだ。 数箇所ある障害物に突っ込むのをすべて阻止されたブラウンは、ベンドを曲がり込んで、今度は破れかぶれに瀬の中を上流に走る! でも、ちょっと勝機が見えてきた。100mくらい上流の次のべンドまではヤバそうなものはない。 流れの中を走ってやつも体力を消耗するだろう。 70mくらい上流まで追跡して、右岸よりの浅瀬にずり上げるようにして勝負あり。 ようやくヤツは観念した。 格闘の末、ランディングしたのはコイツです! 水中に居るのを見つけて、まあ60cmは軽く超えているだろうと思っていたけど、実際は70cm近かった。68cm、7.5lbのブラウン。 もうちょっと太ければねえ、10lbあってもいい長さなんだけど。 まあ、緊張感たっぷりのサイト勝負を制した充実感は格別です。 夕方6時くらいからレインボーの活性が上がり、バイトが多発しますが、60cm近いレインボー2本、ティペット切られた~~(泣) バラシも連発... 取れたのは48cmくらいの2本だけ。 太いレインボーの55cm以上は、障害物が込み入っている場所で掛けるとほとんど取れない。。 このサイズのNZレインボーの暴走には、6番ロッドにフロロ3Xティペットでも全く歯が立たない。太いレッドバンドの巨体がドバーンとジャンプしたと思ったら気が狂ったように強烈なパワーで障害物めがけてまっしぐらに暴走で終わり。成すすべなし... 魚の大きさって長さじゃなく、太さ、重さなんだなあとNZで釣りをしていると痛感します。 60cmの細いやつより、53cmとかの太いヤツのほうがランディングは遥かにきついということ。 3日目はトータル10本で終了です。 PR