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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

2016 New Year Fishing Road ②

惨敗だったサーモンリバーを後にし、1号線をTimaruの先まで南下して今度は82号線をインランドに向かう。

行き先は9月にも何度か行ったOmarama方面だ。ここから先はキャンプ場をブックしていないので、飛び込みで。

休みはあと5日あるので、釣れ具合によって、どこにいつまで滞在して、いつこのロードを終了するか決めよう的な自由な釣り旅。

まずは当てにしていたレイク沿いにあるホリデーパークを訪れたが、なんと空きは全くなし。
小さなテントを張るだけのキャンプサイトさえも空いてないということだ。

この辺りはすごく景色がきれいで、いいところもいっぱいあるので、キャンパーのメッカなんですよね。

仕方なく、次はもう10kmほど先のOmaramaのホリデーパークにトライしてみるとこっちはキャンプサイトの空きがあった。

よし、これで宿泊地は決定だ。ただ、明日の天気予報が思わしくないので、とりあえず1泊だけの料金を支払った。


まず釣りをしたいのはレイクのリバーマウス。

さっきのレイクまで戻って、釣りの準備だ。

9月に来た時にも、このリバーマウスにアクセスしようと試みたがゲートも南京錠でロックされているし、ちょっと入ってみたけどかなりスワンピーで歩きにくく、まだ日も短い季節だったので止めておいた。

今回ゲートの外まで行ってみるとちょうど人がいたので尋ねてみると、釣りするだけなら入っても問題ないらしく、いちおうトラックがあるのでそれをキープして進むと20分くらいだと教えてくれた。



念のためにGPSと、ロッドもシングルハンダーとスイッチを両方用意していざスタート。

今後のためにも今回はなんとしてもアクセスを把握しておきたい。



こんな感じの絶景なので、遠いけど歩くのも楽しい。



トラックといっても草が周りよりまばらになっている程度で、外すと穴ぼこだらけの湿地帯。



何本かのストリームを渡りながら進んでいく。



なんとかリバーマウスに出れた!



このリバーマウスでいい釣りが出来るのは多くの魚が集まってくる秋らしい。
夏でも低水温の川の水を求めて、ある程度の魚は回ってくると思うがどうか?

結局、今回は3日間この近辺で釣りをしたが、毎日沖に向かって追い風が吹いていて魚がショアラインに寄って来なかった。



このリバーマウスではレインボーを1本リトリーブで釣っただけで、ここから川を釣り上がる展開になった。




川では40cmくらいの小型のレインボー、ブラウンから始まって、




4lb超えのいいブラウンも数本キャッチすることができた。



ドライに出たいい魚です。



この景色の中でいいサイズのブラウンとのファイトは最高だなあ。



走る走る!




この魚はサイトのニンフィングで。



さあ、右か左かどっちだ?



この地での最終日(3日目)は同じ川の上流域にも行ってみた。



ここも素晴らしい景色です。



残念ながら、朝からアップストリームへのキャストが困難なほどの強風だった。



それでも何とか4lbクラスを2本捕れた。



ほとんど黒点のないブラウン。でもこの川の下はレイクなのでシーランではない。



広大な草原地帯を流れるOretiとはまた違った、美しいグラベルの川です。



遠征最後の夜は車中泊で。釣果はそこそこだったものの、けっこう楽しめました。



最終日の最後の魚。


少し早めに上がって、一気にDunedinまでドライブして遠征を終了した。


夏休み2日を残して遠征を終えたが、翌日は午前中から洗濯、洗車、テントの片付けなど一気にやって、午後はフライタイイングなどでゆっくり過ごしたらもう十分に休んだ気がしてきて、夏休み最後の日はまたホームリバーに出かけてしまった。

我ながら元気だと思います(笑)



昼から始めて数時間は全く反応がなかったが、4時を回った辺りからようやくポツリポツリと反応が出始めた。



またまた巨大ウナギに遭遇。



4.5lbのいいジャックも出てくれた。



ファイト中の背が水中で鮮やかな黄緑だった。ホントに美しい魚で見惚れてしまった。


 
遠征でいろいろな川のブラウンを釣っても、結局ホームリバーのブラウンが一番キレイだったりする。



まあ、これが身近に釣れるのがDunedinの生活の素晴らしいところなんですけどね。


 
これが夏休みホントに最後の魚。


こんな具合に南島での2回目の夏休みが終わりました。

前半のOreti Riverとサーモンはまた必ずトライします。

スーパービッグな魚は出ませんでしたが、自分にとって新たな場所も開拓したので今後のためには有意義な時間だったと思います。釣り場のアクセスだけは実際に行って見ないことにはどうにもなりませんからね。


魚が釣れればどこでもいいというわけではなく、より美しい大自然の中で、より大きな魚が釣りたい。綺麗な魚が釣りたい。そんな思いがどんどん強くなっていく今日この頃です。


それではみなさん、今年も良い釣りを。


Tight Lines!!
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