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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Fishing is still hard...

相変わらず、キビシイ釣りが続いています。


あの解禁直後にいい釣りをした流れもこんなに水が少なくなってしまって、ほとんどミニマムフローに近い状態。まるで夏の渇水期の水位のようだ。

ストーキングすると、いいサイズのブラウンをポツポツと見つけることはできますが、


現在こんなクリアーな水なのですべてスプークされてしまって、アプローチできるチャンスはほとんどなし。

レインボウのように、ちょっと待つと元の位置に戻ってくることもあまりない。



週末の日曜日は荒れ模様の天気ながらも午後から回復したので、このリージョンで最も大きい川の1つ、Taieri Riverの中流域に初めてトライして、



なんとか40cmないくらいのブラウン。シルバーっぽいベースに朱点がキレイなタイプ。

11月になったのでそろそろ試してみるかといった感じで投入した#12ブラウンビートルに出た。

でもストマックのコンテンツはというと、


メイフライのニンフばかりで、しかも小さい。


もう1発出たのは30cmくらいのチビでした。


いい川だけど200kmもの長さのある川なので、ポイントの開拓には時間がかかる。


月曜日も引き続きはっきりしない天気。
午前中はゆっくりして、昼からまた出撃。

実は2回ほど前の記事で、シーランぽいブラウンを釣ったのと同じプールに、もうかれこれ1ヶ月くらい狙っているけどまだ仕留められてないいいヤツが1匹いるんです。

たぶん6~7lbのオス(65cmくらいかな)で、3回ほど口を使わせているんだけど(ドライ&ニンフのニンフに)、2回スッポヌケ、あとの1回は一瞬かすったくらいのフッキングでいまだに行く度にそこでクルージングしているのだ。

そのスポットはバンクの上からのアプローチになるんだけど、完全にフラットな水面のプールだし、夕方は背後に太陽を背負ってしまって自分の影が水面に落ちてしまったりといろいろと難しい場所なんです。

水位もどんどん下がってきてしまって、晴れて穏やかな日はもうチャンスがなさそうだけど、今日の荒れ気味の天気なら久しぶりにチャンスがありそうな気がしてそこへ向かいました。

結果から言うとそのターゲットに2時間かけて、ついにヤツをフックアップしました!

なんですが、とんでもないミスをやらかしてしまった...

前日の川では魚が小さかったからナイロン4Xのティペットでドライをやっていて、そのティペットを昨日の最後にドライ&ニンフのドロッパーに使いまわしてたんです。いつもはドライ&ニンフではフロロの3Xか3.5Xなのに。

それでそれをすっかり忘れていて、そのまま使っていたというわけです。

ヤツはブラウンにしてはけっこうファイトが激しく、2回も高く飛びました。1回目は大丈夫だったけど、2回目の激しいジャンプのとき空中で頭を振られてブチッと切られました。

切れたドロッパーのティペットを見て

アレなんか細くない??

と気が付いてもあとの祭り。。


ああ~~、1ヶ月ごしで狙い続けたターゲットをせっかくあと少しでランディングだったのに~~~



でもこういうフラットな水面のプールにいるスプーキーな魚を釣るには、風が吹き抜けて水面がザワザワっとなって一瞬よく見えなくなる、警戒心が緩むその瞬間に食わせるという狙いが見事に機能したことと、あまりにもよくスッポヌケるので、早いのか?遅いのか?ちょっと悩んでいたドライ&ニンフのアワセのタイミングがわかったのはよかった。

サイトで「小さいものを食っているデカイ魚」をニンフで釣るときのアワセのタイミングってことですね。

要するに、スッポヌケはすべて遅かったんですね。

魚を観察していてもそうだけど、ニンフ食ってるやつはけっこう口をバクバクッとやってますよね。

デカイ魚のデカイ口に小さなニンフは簡単にスッポリと入るし、逆にアワセなければまた簡単に吐き出されてしまうんですね。

吐き出さないで長く咥えてくれるヤツもいるけど、いつもそうではない。

ショートバイトなんかも、ホントは一度は完全に口に入っているんだけど、魚が違和感を感じて吐き出すときのわずかなテンションの変化がカツッとかティップに伝わっているような気がします。あるいは何も伝わらないか。

結局ブラインドで釣っている時も、長く咥えてくれる食い気がある魚しか釣れていないんだと思います。

サイトで魚を観察しながら狙うのはいろいろ勉強になりますね。

この日もずーっと2時間もかけてしつこく攻めたけど、この2時間の中でも風、ヤツの活性など状況は常に変化していた。観察しているうちに、クルージングしてはいるけどヤツが一番居たい場所はどこなのか、もし食ってくるとしたらどこで食うのかがなんとなく見えてきた。そして最後の30分くらい、ヤツの活性がアップしてきたように感じたし、ボトム付近よりも中層に漂っているものに注意を向けているように見えたので、ドロッパーを10cmくらい詰めて次の風の吹くタイミングと上手くシンクロさせたら、どこからともなく忍者のようにフライに近づいてきて食いました。

いや~~、ホントに残念。しばらくいい魚釣ってないから注意が足りなかったのと、いい魚を釣り逃したときの痛さを忘れかけていたなあ。


ちょっと1週間以上間を空けて、ヤツが釣られかけたショックを忘れる頃にまた見に行ってみようかな?

さらに難しくなってしまうだろうけど、きっとヤツはまたあそこにいるような気がする。


ん~~、釣りって難しいですね~~


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