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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Successful Weekend with Some Bad Luck

先週は久しぶりにいい魚も捕れたし、例のターゲット、「アイツ」の存在も気になるので、また同じ川へ。

まず先週の釣行で、数匹のブラウンがいたエントリーポイントからすぐのポイントを観察。デカイのがランディング寸前で肉切れでフックアウトしてしまった場所です。


おっ、今日も1匹いるな。


先週デカイのが2匹居て、1匹バラシてもう1匹はバイトしなかった。

たぶんあのもう1匹のヤツだな。

手前の浅瀬に乗っかってエサを探している様子。


これはチャンスだ!


今日もドライ&ニンフをセットアップして、慎重に近づいてアプローチします。

2投で仕留めました!

 
してやったり。いきなり朝一からビッグブラウンを捕獲。

 
6lb、65cmのナイスワン。


コイツはシーランぽい色だな。先週バラシた方はもっと黄色いヤツだった。

この後、先週6.5lbをキャッチしたポイントにも50cmクラスのが2~3本いたものの、フライを見切られ、次はアイツの棲家のポイントへ。


またいるいる。


でも今日は1匹じゃない。もう2~3匹いるじゃないか。

魚が増えたようだ。

アイツの他に、ほとんど同じくらいのがもう1匹と、一回り小さいのが2匹いるようだ。

一回り小さいといっても65cmくらいはあるだろう。

やはりアイツはひと際デカイ。70cmくらいあるんじゃないか?

ただ魚の数が増えて、少し動きが変わってしまった。

クルーズしてるけど、パクパクとエサを喰っている状態ではない。

フライを見つけて何回もスーッと寄ってきて、フライと交錯するんだけど、どうしても口を開かない。

けっこう長いこと、たぶん2時間以上狙い続けたけどダメだ。

1匹でいた時のほうが釣れそうだったかな?


今日は無理だ。


車でもう1本下流の橋へ移動。


こっちで魚を探してみよう。


いたいた。このプールに浮き気味のヤツが3~4匹いる。

そのうち1匹はかなりフライが気になり始めたようで、何回も見に寄ってくる。


アイツ釣れそうだな。



自分もこの木に半分隠れて、木の一部となって釣ります。

木化けの術です(笑)

ここで、バックキャストで後ろの背の高い草に引っかかったのをちょっと煽ったらなんと。。


ロッドがポキッと折れた...

たいして強く煽ったわけじゃないのに、あっさり折れちゃった。。

もうグラファイト繊維の断裂がきてたのかな?

LOOP EVOTEC696ですが、ホントに今までよく活躍してくれました。

もう何本のビッグトラウトをランディングしたかわかりません。

いつもこのブログを読んでいただいている方はご存知かと思いますが、一番魚を釣っているロッドです。

南島に来てからも、今シーズンはミニブラウンを除いてすべてこのロッドだし。

6番ロッドはこれしか持っていません。相当釣り込んだので、昨シーズンからそろそろ6番のバックアップのロッドが必要だなあと思っていたけど、やっぱり。。ついにいってしまった。

何か6番のバックアップを用意して修理に出そう。

まだまだ使いたい大好きなロッドだし、ホントに数々のドラマをサポートしてくれて感謝している。

  
一旦、ロッドを交換しに車に戻って、ゲーム再開。

そして狙い通り、さっきからフライに絡んできていたヤツがついに食った!

 

またまたデカイブラウン。


この日2本目の6lb、62cmのジャック。

頑張って5番のG2でランディングしたけど、このブラウンは強烈な引きだったのできついなあ。

対岸のブッシュの下に突っ込まれる寸前で、やばかった。


そして同じスポットからもう1発!

 
またしてもいいブラウン。


5lbちょい、61cm。



美しいブラウンです。

なんかこの川のブラウン、デカイのばっかりだ。

この日3本のビッグブラウンをすべてドライ&ニンフのサイトフッシングでキャッチ。

もう大、大満足の1日。



翌日も半日ほど同じ川を釣った。

今週はもう徹底的にサイトフィッシングでやってみよう。

この日は前日以上にフライを見切られる。

天気も終日雲りがちで、活性が上がりきらないか?


まあ、食い気のあるヤツは昨日自分で釣ってしまったから仕方ないな。


この岸よりのウィードベッド沿いにクルーズしているすんごいのがいる。


うっわ、でっけえぇなあ~~アイッツ!!


あの例のずっと狙い続けているアイツよりデカイ。70cm超え、オーバー10lbじゃないか?濃いグリーンの背に体側がオレンジっぽい凄い色してる。釣って写真撮りたいなあ。。

ここは足場が悪いし、仮に掛けてもちょっと捕れそうもないけど。どんだけスゴイパワーだろう?

警戒心も並じゃないです。。

また別の機会に来てみよう。


結局2日目は全部で5~6回チャンスがありましたが、フッキングして直後に外れてしまったのが1回(デカかった)と、後はスッポヌケと一瞬ですぐにニンフを離されてしまってアワセるチャンスなし。


サイトで同じ川を2日連続でやるのは、あまりいいアイディアではなかったな。。


今日はノーフィッシュで終了かとあきらめかけた最後の最後。

エントリーポイントのすぐ近くの岸よりに、エサを探してウロウロしているヤツを1匹発見。

すかさず身をかがめて、魚の向かう方向に1投でキャストを決めた。


スーっとフライに向かっていって、


食った!!


見た目ではそこまでデカくないと思ったけど、掛けたらスゴイパワー。太い魚だから重い。。

6番のLOOPが折れてしまって、5番のG2ではパワー不足なので、久しぶりに5番だけどVXPを持ってきた。


捕った~。


コイツも60cm超えていた。62cmある。

 

太いからウエイトも6.5lbあるじゃないか。


よし、今日も釣れた~。

これですぐにストップフィッシング。

今週はいいブラウン4本も捕れてもう十分満足。

終わり終わり。



とまあ、先週から釣果が上がってきたわけですが、この川も水位はどんどん下がる一方で、そんなに川の状態が良くなってきたわけではない。

ただ中~下流域はスローな流れの水深のあるプールがいくつかあるので、そういう場所でのサイトフィッシングには深すぎない今の状況は悪くない。

少しずつだけど、浮き気味の見えている魚の数が増えてきている。

なので、釣果が出始めたのは、川の状態が良くなったからというよりは、ようやく自分の釣り、戦術が南のブラウンに合ってきて、結果がついてくるようになったと感じている。


それにしてもブラウンのサイトフィッシングはかなりの神経戦なので疲れます。

まずは川を歩いて魚を探し、釣れそうなヤツがいたなら、延々と時間を掛けてアプローチしなくてはならない。

時には後日出直して、その魚を仕留めに行く。

普通のこの辺よさそうだからやってみようか~という感じのブラインドの釣りとは全く違う、釣りなんだけど、もうこれは完全にトラウトハンティングですね。

あともうひとつは、今週はなかったけどライズの釣り。

つまり、これがNZ南のブラウンの釣りということだ。

今シーズンオープンから7週が経って、途中かなり苦戦したけどようやく見えてきた感じです。

大切なLOOP EVOTECが折れてしまったのは痛いしショックだけど、ビッグブラウンを4本捕れたうれしさの方が上回っていた週末だった。まあ仕方ないっす。

デカイヤツはまだまだいる。

今シーズンは今のところウェイトは6.5lb、レングスで65cmが最大ですが、これからさらに上を狙っていきます。

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