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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Wild One at The End

ランチブレイク後、中流域の下の橋から、今日の午後はここに賭けてみます。


このセクションを釣るのは久しぶりだな~

すっかり霧も晴れ上がったので、ドライフライでアプローチ。

エントリーポイントからすぐの最初のベンドで出たっ!


ようやくこの日2本目となる39cmのレインボウ。
やっとフッキングすることができた。

続いて、同じスポットからもう1発。


チビレインボウでした(笑)

光が川に差し込み、気温も上がってきて、やっと魚がハリに乗り始めたか。

次のプール上の緩い流れからも


35cmのレインボウ。出方はすごく静かだった。

もう先週までとは明らかに違って、サイズが小さくなったのは間違いない。
デカイ魚はドライには出なくなった。


日本ではほとんど見ることのない、トラウトのスポーニングベッドを発見。
ここだけグラベルが白くキレイになってる。
写真を撮るときには逃げてしまったけど、下から釣り上がってくると、ここにペアリングしているいいサイズのレインボウが2匹乗っかっていた。
この川はバッグリミットが2匹と、NZの他の川より少ない方。
放流はされておらず、自然繁殖のみの100%ワイルドフィッシュの川です。


これは先週の魚だけど、ブラウンもちゃんと育ってます。


今日はいい魚出ないし、なんだか釣る気が失せてしまったなあ。。

まあ、たまにはこういうのもいいかあ。


この素晴らしい風景の中でロッド振れるだけでも贅沢な時間だし。

3時過ぎに中流域下部で最大のプールにさしかかった。

今日はここまでで引き返そう。

ドライに出てくる魚はいないので、ドライ&ニンフに戻して下のレンジを探ってみるか。

プールの上から落ちてくる流れに2投ほどしてみると、ドライが水中に引き込まれた。

ヒット!デカイ!!

最後にいいサイズがきた!

今日初めてG2がフルベンドで絞り込まれる。

やっときたグッドサイズ、これだけはランディングしたい。

対岸はブッシュだらけだけど、ここは比較的開けたプールなので、慌てずに対処してどうにかランディングに成功!


ワイルドレインボウ、ジャスト50cm。


レッドバンドから腹の方、ヒレまでサーモンピンクのような赤が染み出した体色。


ドデカイ胸ビレに、猛々しい面構えの野生。


反対側も。この川のワイルドレインボウは何度見ても素晴らしい。
本当に見事な魚体です。

いや~、最後にいい魚に出会えてよかった。


この後、魚を追加することはできず、ちょっと早めの4時半に終了。


さて、今日1日釣りをして、もしかすると今シーズン、このホームリバーはこれで釣り収めになるかなって感じました。

状況次第では、まだドライで釣るチャンスもあるけど、ドライにはいい魚が出なくなってきたし、出てもフッキングがさすがに難しくなってきた。

やはり今朝、倒木のポイントでバラシてしまったのはイタかった。アワセが早かったのかもしれないけど、あの場所ではあまり極端な遅アワセにして、魚が定位置の倒木の真下まで戻ってしまうと、フッキングしても倒木の下をくぐる形で下流に走られてしまうので、そうすると先週のようにティペットを切られてしまうし、いろいろ難しいのだ。
今日はフックは延びていなかったし、たぶん先週の薄皮1枚フッキングと同じような掛り方で、皮が切れてしまったのではないか。
魚は頭のとがったオスのレインボウだったので、たぶん先週やられたのと同じ、居付きの魚だった気がする。
まあ、あの場所ではまた来シーズン、いろいろドラマがあるでしょう。


今シーズンも、このホームリバーではメインロッドとして活躍してくれたScott G2 905/4。
ちょっといたわってあげないと、毎回のフルベンドでそろそろまた折れやしないかとちょっと心配。ランディング率を考えると、6番の906/4でもいいんだけど。

もし来週までに、ほどほどの降雨でいい感じに増水するようなら、もう1回来るかもしれないけど、そろそろウインターレイクの釣りも気になる季節になってきたので、しばらくこの川とお別れかもしれない。

いい川です。今シーズンもありがとう。
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