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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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The Last Fishing in The North

いよいよ来週はDunedinに引越し。

最後の北島の釣りに行ってきました。

やはり最後は北島の象徴的な場所で釣りがしたい。
ならば行き先はウインターフィッシングのメッカ、Taupo方面、Tongariro Riverしかないだろう。
 
この冬はRororuaのレイクも不調なことだし、ダブルハンドのスペイロッドで北のパワフルなウインターレインボウとリールファイトがしたいのだ!

事前情報では水量が少なく、水がすごくクリアーで釣れてないとの事。

まあ、いいでしょう。キビシイのは覚悟の上で出発。


Tongariroが流れるTaupoの最南端、Turangiまで約330km。4時間のドライブだ。


キタキターッ、1月以来のTaupoだーー!



Tongariro Riverだーー。


中流域のつり橋を渡る。


たしかに魚はみえないなあ~、数が少ないんだなあ。。。

まあ、簡単な川じゃないのはわかっている。

さすがにTongariroだけあって、けっこう人が入ってけど、竿曲がってる人いないなあ。

こっちもバイト無し。

3時間くらい、軽く釣りをしながら川を見て回って、一旦上がります。

2泊3日の釣りなので、今日は他の川も見て回りたいのだ。


ここはTaupoの南東岸に流れ込むちょっと小さめの川。
釣ってみたいと思っていた川の1つだけど、とりあえず今回が初めて。


いい川だ。

魚は単発でちらほらいるけど、この川も今は低水位で超クリアーなので激スプーキーな様子。

ロッドを振りかざしただけで逃げられてしまう。
アプローチもさせてもらえない。。

う~~ん、キビシイ釣行になりそうだ、今回は。

こっちも3時間ほどやって1本も捕れなかった。


初日惨敗のNo Fishでスタート。


でも今日の2本目の川はけっこう魚がいたし、可能性はありそうだ。朝のローライトコンディションで釣ったら何とかなるかも知れない。

今日は回りきれなかったけど、もう1本釣ってみたい川があるので、明日はそっちも見てみよう。

今日は早めに寝ちゃいます(笑)


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Brainwashing Society

今週は、現在Aucklandでしている仕事の退職の手続きやらで釣りに行けませんでした。

Dunedin行きを着々と準備中。


ところで、今日は釣りとは全く関係のないお話。


「予定調和」という言葉をご存知だろか?

調べてみると、

イレギュラーな存在が現れようとも最後には全体として調和のとれた状態、またはありふれた状態になることや、ありふれた状態になることが予想できてしまうことを意味する語。
例として、「この物語の結末は予定調和であった」のように使われる。

ソース:実用日本語表現辞典
http://www.weblio.jp/content/%E4%BA%88%E5%AE%9A%E8%AA%BF%E5%92%8C

とある。

おもいっきり簡単に言ってしまうといわゆる”デキレース”といってもいいだろう。政治などでもあらかじめ決まった結末に向けて筋書き通りにストーリーが進んで、予定通りに収束する。


自分がチョコチョコと訪問する、とある社会問題系ブログにいつも鋭いコメントを寄せる方がいて、その方が「AKB総選挙」についてこんな事を言っていた。

 
 この「AKBという普通の女の子の集団」と「現在の政治家の集団」は非常に似ている。両集団に共通しているのは「卓越した存在がいない」ということ。普通か、それ以下の人々を寄せ集めてスポットライトを当ててショーアップし、優れたものを絶対に見せないようにして、凡庸なものの中からトップを国民に選ばせる手法。これを当たり前にしていけば、国民は本当の美人、優れた人格者がいても自分では評価できず、何でもいいからテレビに出てくるバッタもんの中から選ぶということに慣れてしまう。

 きっとAKBという存在は社会実験、あるいは社会誘導の手段として使われていると思う。国民に、極めて良いものの中から厳選するということをさせず、与えられたありきたりものの中から選ばせる。AKBは予定調和社会作成ツールだと思う。

 「予定調和」と検索を入れると、「予定調和 秋元康」と勝手に出てくる。彼は「予定調和をぶっ壊す」などと言っているらしいがそうではない。彼は「予定調和の作成者」そのものだ。
一流品でないものを集めて提示して、その中から選ばせ、選んだ人々をして良いものを選んだ気分にさせる。
 
 そこに立つ資格のないものをそこに立たせるためには、優れた資格者を見せてはならない。
現在の日本の政治家の劣化はAKBの選挙とリンクして進み、愚鈍な人間がトップに立てるという予定調和は完成した。



ということです。

う~~んと思わず唸ってしまった。なんと鋭い考察だろう。

このAKB総選挙というくっだらないイベントは、ちょうど自分が日本を離れた頃から始まったようで、一度もこれをテレビで観たことがないんだけど、インターネット上の情報からでもその胡散臭さ、くだらなさ、マスコミのバカ騒ぎっぷりのアホさは十分伝わってきていて、とても気分の悪いものを感じていた。そもそもこのAKBというグループの存在自体も。

だから自分もこのAKBの存在の背景には何かありそうな、胡散臭さの本質は感じ取っていたけど、正直それが何なのかはわからなかった。

ところが、その得体の知れない何かをここまでキッチリ言語にして語ってもらえると、

ああーー、そうだよ!まさにそれそれ!!

と非常に納得。目の前のモヤモヤをすっきりと晴らせていただいた気分になってしまった。

本当にその通りだと思う。

今の日本の政治事情そのものじゃないか。
現在の政治家の愚行はもはやどうしようもないところまできている。
しかし、いい政治家を選ぼうにもいない。仕方なく与えられたチョイスの中から選ぶしかない。
よくない選択であっても、自分の投票した候補者が当選すれば、勝ち馬に乗った心境で、なんとなく良い選択をしたような気分になってしまう。

AKBという仕組まれた愚民化促進のための社会現象。

その拡散ツール、テレビで国民を思考停止、選択停止に。

恐るべき一億総洗脳社会だ。





Making a Big Decision After the Negotiation


先日訪れた、NZ南島、Dunedinでの仕事の話がまとまりました。

仕事のオファー自体はすぐにもらったんですが、こちらにも1つ提示したい条件があって、それを伝えたところ、半分は受け入れられ、半分は却下された。

ここで考えた。

交渉の流れの中で、向こうが主導権を握って、こっちが向こうの出す条件を呑むかどうかみたいな雰囲気になりつつあったのが気になったし、南島には住みたいものの、引越しにも費用がかかる。新天地で生活が成り立つ見込みが立たなければあまりにもリスキーなので、自分から辞退する意向の断りを入れた。

すると今度は先方が、条件をこちらから提示した以上のものに改善して、再度オファーをしてきた。

この時点で交渉の形勢は逆転。向こうの来て欲しいという意向は本物だったようで、こちらが有利な状況に流れを引き寄せた。

そこで、もう一度熟考した結果、このオファーを受ける決断をした。

こちらの社会では、日本のように雇う側が圧倒的に優位で、就職希望者はひたすら下手にまわる必要はないと思っている。

自分も海外に出てから、仕事に関しては今までいろいろなことがあったので、あくまでも対等、フェアな話でなければ交渉のテーブルに着かないことにしている。

自分の身は自分で守らなくては、海外で生きていくことはできない。人任せで、他力本願な生き方では通用しないということだ。自分の頭で物事を考えて、調べて、行動することが必要となる。

迅速に行動できる機動力、フットワークの軽快さも絶対に必要。


まあ今回は、交渉の流れの中でのパワーバランスが、どちらに傾きつつあるかを敏感に感じ取って、こちらから打ち切りの申し出をした結果、向こうとしてはもう一度こちらを交渉のテーブルに引き戻すためにはこっちが提示した条件以上のものをテーブルに乗せる以外には打つ手がなくなってしまったわけですね。

決心した理由としては、

それでも、そんなにすごくいい条件というわけではないけど、会社の規模を考えるとベストは尽くしてくれていると理解できるし、納得できる程度にフェアな条件になった。

ぜひ働いて欲しいという先方の意向も十分に伝わってきた。

この交渉に勝った気がして、その点でも満足。

そしてもちろん、これで南島で釣りが出来る!

といったところでしょうか。


そんなわけで、思いがけず、南島の住人になる機会がめぐってきた。

今回はけっこう悩んだ。かなりの一大決心だ。

でも決めたからには動くのは早い。

来月早々に、1400km強の距離を2日掛かりで走破する、車で引越しを計画中です。

どうやら新シーズン(2014-2015)の初釣行は、Mataura Riverになりそうだ。


ネット上から拾った写真だけど、こんな川のようです。

            
                  I'm sooooooo excited !!!!!

Lack of Smelts

2週連続で釣行無しだったので、久しぶりのRotorua行ってきました。

去年のウインターフィッシングが最もアツかったのは8月中旬。まさにこの時期だ。


いつもどおりチャンネルのスポットからスタート。


5投目くらいで一発目がきたけど、またまたピランピランのスキニーフィッシュ。

なんかやっぱり今年はおかしいな。。

この後2発くらいショートバイトがあったけど、よろしくないですね~

移動途中にトイレに寄りがてらとあるストリームマウスを覗いてみる。

 
このストリームは水温が超冷たいジンクリアーのスプリングクリーク。夏の高水温期にこの冷水を求めてトラウトが集まる夏の定番スポット。
 
今は真冬だけど。。
アレ、レインボー数本入ってるな。

しばらく観察していると10本くらいはいそうだな。

ちょっとやってみるか?!

 
この川で釣りが許されているのはマウスからすぐ上流に見えている1本目の橋までのみ。
わずか100mくらいのストレッチだ。

得意のチェコニンフ、サイトフィッシングでアプローチします。



1本仕留めた、45cmくらいのやつ。

まだいるけど、トラウトの行動を観察しているとスポーニングしている魚のようで、ペアリングしていたり、ボトムに横腹をこすりつけるような動きをしている。

だから反応させるのは簡単ではない。

ロッドを変えて、マウスの外側も釣ってみるものの、こっちは反応なし。


移動してメインのストリームもチェックしてみる。

こっちはマウスから1本目の橋まで、ある程度の距離が冬でも釣りOKだけど、魚の姿が全然見えないなあ。

マウス外側のレイクもやはりダメ。


さっきのスプリングクリークに戻って、釣り残しに再びトライ。



サイトで40~43cmくらいのレインボウを3本仕留めた。

60cmくらいのクソデカイのも2本いるんだけど、そいつらは全く反応してくれない。。

最後は朝一のチャンネル入り口に戻って頑張ったけど、


またまたスキニーなレインボウのみ。
少し日が長くなって、6時くらいまでできそうだけど、あんまりおもしろくないので5時で終了。

う~ん、今年はどうもダメだな、こりゃ。。

チャンネルのスポットは明らかにベイトが不足しているようだ。
このスポットで釣れるすべての魚が去年より小さくて、異常に細い。
バイトも、スメルトをガンガン追っているようなアグレッシブなバイトが全然ない。
もうそろそろくるだろうとずっと様子を見てきたけど、この時期でダメならもうこの冬はこんな感じのまま終わってしまうのかもしれないと感じました。

一方、今日小さなスプリングクリークで釣った、川に上がっていたレインボウはどれもコンディションがよく、こっちはインセクトフィーダーなんだと思う。

今年はSAGEのスペイロッドがパワー持て余しちゃってます(笑)

ク~~、デカイのが釣りたい~~