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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Christmas and New Year Fishing Road 2013-2014 ③

Trout Paradise Rotorua DAY4-DAY5

4日目の朝はちょっと遅めのスタート。昨日の25日はクリスマス、そしてこの日,26日はBOXING DAYで祭日。昨日から徐々に人が増えてきた。

まずは前日の夕方、バイトが多かったもののバラシ、ティペット切れでいい魚はほとんど捕りそこなった2箇所を釣ります。




きれいな47cmを2本キャッチ。

デカイのは出ないし、バイトも多くない。
また何本かはバレてしまった。

昼過ぎにホリデーパークに戻って休憩。

夕方から再び川に出て、今最も魚がいると思われる2、3日目好調だったプールに。

何とか2本のレインボー、


48cmと

 
60cmをランディング。


ようやく捕れた60cmのレインボーだけど、まあ細い魚だからなあ。。
ファイトは強烈だったけど、そこまでどうしようもないほどの暴走はなかった。

この後この場所に3人連れのアングラーが入ってくるし、他の2人連れのアングラーも様子を見に来た。
自分は最もバイトが出るピンスポットを攻め続けたけど、この後はバイトなし。

車に戻っても、2箇所のエントリーポイントに合計4台の車が止まっている。
なんだかやる場所がなくなってきた。祭日だから仕方ないか。

合計4本で早めに川を終了して、夜9時くらいから1時間ほどレイクのナイトフィッシングでブラウンを狙ってみますがダメでした。


5日目、朝一は別のストリームに行ってみますが、エントリーポイントの橋にはすでに1台の車が止まっている。ここは小さなストリームだから1人入っていたらおしまいだ。

レイクに行きます。3日目の朝、とりあえず釣れたチャンネルのポイントへ。

1発きたけどバレてしまった。後はショートバイトが1発のみ。

結局いつものストリームに。



40cmと43cmの2本。
魚も小さくなってきた。もう一度、朝一で見に行った別のストリームに行ってみますが、また1台、朝とは別の車が止まってる。こりゃダメだな。

再びいつものストリーム戻ると車が3台。今日も人が多い...


なんとかこの43cmと



この47cmはサイトで釣った。
50cmはないけど、すごい太くてキレイだし、深いプールのボトムに居るのを見つけて,狙いすまして仕留めたから満足できる1匹。日が差し込んでくると、対岸のオーバーハングのシェードが濃くなって、かえって見えなくなる。太陽が雲に隠れて、シェードが薄くなった一瞬に、もう一度魚の位置を確認してピッタリのところにニンフを送り込むと1発で食った。



この日合計4本キャッチ。


とりあえず5日でRotoruaを切り上げて、いったんAucklandに戻ります。27~29日の週末はこのホリデー期間で一番混むようで、キャンプサイトさえもブックできなかった。
川も混んできて、もうやる場所がないのでちょうどいいかも。

この5日間でトータル48本キャッチ。目標の100本まであと52本。
30日の月曜日から後半戦に臨みます。
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Christmas and New Year Fishing Road 2013-2014 ②

Trout Paradise Rotorua DAY3

3日目の朝、まずはレイクに出ます。
ストリームマウス2本と、チャンネルエントランスをチェック。


結局釣れたのは、冬~春にさんざん通い込んだいつものチャンネルのスポット。


40cmチョイの小さいのと、50cmくらいので2本。あんまりいいのは出ません。

ストリームに移動して、昨日の朝、ワンスポットで5本出た大場所のプールへ。
昨日釣って最も魚がたまっていると感じた場所だ。

川が90度にベンドして、流れが緩い大規模プール。ここはよく人が入る場所だけど、魚はまだいるはず。こういうスポットは、自分が入って、自分自身の気配が周囲と同化して薄まった頃からがいい。こういう場所はやたらと動かずに、淡々と静かにネバるのがいいのだ。
昨日釣って、バイトしてくるピンスポットは特定してあるので、集中的にそこを狙います。そんなにしつこく流し続ける人間はあまり居ないから、人が釣った後でも釣るチャンスはある。

スタートから10分くらいで、

 

まずは50cmのブラウン。



そして50cmのレインボー。


さらに51cmのレインボーと3本出ました。
バイトは30分に1発くらい。魚が居るという確信がないとちょっと出来ない釣りかも。


釣り上がって、サイト場のスポットでも50cmオーバーキャッチ。



午後は月曜日の朝、あのブラウンを釣りそこなったスポットを見に行きます。

いるいる、ヤツは定位地に戻っている。今日はハイライトコンディションなので、背の色が薄く見えるけどあのブラウンだ。
この前はローライトだったのでヤツの横に立ってアプローチしたけど、今日のこのハイライトでは横には立てない。
左岸の斜め後ろからヤツまで8mくらいまで接近してアプローチ開始。
逃げないけど全く反応しない。半歩ずつ慎重にヤツににじり寄っていき、5mくらいまで接近。これが限界だろう。キャストはもうフリッピングで届く距離。正確にヤツの鼻先を流れるようにニンフを送り込む。

ジリジリと息詰まる時間が流れ、またしても1時間くらい経ってしまった。

相変わらずヤツは全く無反応。

先週、最初にヤツを見つけたときは、気配を感じるとすぐ下流側のブッシュに隠れて、しばらくするとまた定位置に戻るといった感じだったけど、今日は全く動かない。

ヤツの下手で

 
このレインボーが食ってきた。場所を荒らさないように、ヤツの下流側だけでファイトしてランディング。

ちょっと無理かなあ。2日前に一度掛けてしまった魚だし。。

ほとんどあきらめかけながらも、手が止まらずにニンフを流し続ける自分。


しかし、その時は意外にも突然訪れました。


いつもは3.8、もしく3.3mmと、2.8mmのタングステンビーズのタンデムニンフなんですが、より正確にヤツの正面にニンフが流れるように3.8mmを2つ付けてみます。

変えた事といえばこれだけ。

普通、初め反応しなかった魚がバイトするときは、そのちょっと前から反応に変化が見て取れることが多いけど、無反応だったヤツがニンフのウエイト変更から、本当に唐突にニンフをくわえた!

ズシンとした重さが突然ロッドに載ってきて、ヤツが上流に突進し始めた!


食ったぁーーー!!!


しかし、向かった方向はまたしても前回やられたあの水中倒木の方。

ヤバイ!!それだけは阻止しなくては...

強引にロッドのバットをリフトして耐える。

なんとか凌いだ。

でもそのすぐ右側にはよく根掛る沈み物がある。こっちは見えないけど、これもたぶん倒木だ。対岸にはブッシュもあってこのベンドは障害物だらけだ。


そこもヤバイから行かせないっ!フロロ1.5号のティペット大丈夫か?!

よしっ、これもなんとか凌いだ。

数箇所ある障害物に突っ込むのをすべて阻止されたブラウンは、ベンドを曲がり込んで、今度は破れかぶれに瀬の中を上流に走る!


でも、ちょっと勝機が見えてきた。100mくらい上流の次のべンドまではヤバそうなものはない。
流れの中を走ってやつも体力を消耗するだろう。

70mくらい上流まで追跡して、右岸よりの浅瀬にずり上げるようにして勝負あり。
ようやくヤツは観念した。



格闘の末、ランディングしたのはコイツです!




水中に居るのを見つけて、まあ60cmは軽く超えているだろうと思っていたけど、実際は70cm近かった。68cm、7.5lbのブラウン。
もうちょっと太ければねえ、10lbあってもいい長さなんだけど。

まあ、緊張感たっぷりのサイト勝負を制した充実感は格別です。
 

夕方6時くらいからレインボーの活性が上がり、バイトが多発しますが、60cm近いレインボー2本、ティペット切られた~~(泣)
バラシも連発...


取れたのは48cmくらいの2本だけ。

太いレインボーの55cm以上は、障害物が込み入っている場所で掛けるとほとんど取れない。。
このサイズのNZレインボーの暴走には、6番ロッドにフロロ3Xティペットでも全く歯が立たない。太いレッドバンドの巨体がドバーンとジャンプしたと思ったら気が狂ったように強烈なパワーで障害物めがけてまっしぐらに暴走で終わり。成すすべなし...
魚の大きさって長さじゃなく、太さ、重さなんだなあとNZで釣りをしていると痛感します。
60cmの細いやつより、53cmとかの太いヤツのほうがランディングは遥かにきついということ。

3日目はトータル10本で終了です。



Christmas and New Year Fishing Road 2013-2014 ①

Trout Paradise Rotorua DAY1-DAY2

今年もクリスマス、ニューイヤーホリデーがやってまいりました。
月曜日にまずはRotorua入り。去年のこの時期もRotoruaからスタートしたフィッシングロードだったなあ。


まずは先週と同じストリームに。
朝一、先週見つけて1時間以上狙っても口を使わせることが出来なかった60cmオーバーのブラウンをついに掛けたっ!
先週と同じ場所に居るのを確認したものの、小雨交じりで光量が少なく、魚が動いてしまうとだいたいあの辺りくらいにしか見えない状態だったので、初めは根掛りかと思ってピシピシッとティップを煽るとあのブラウンが首を振っている。

ついに食ったんだっ!

下流のブッシュに突っ込むのは何とか食い止めたけど、今度は上流に突進し始めて、水中倒木の下に入られて、タンデムの余りのニンフが引っかかってしまい、プツン...

アアァ~~、クヤシイ~~

この釣りそこないで始まった今回のロードでしたが、この後すぐに



この54cm、5lbのレインボーをキャッチ!


ここから怒涛のレインボーラッシュで、1人レインボー祭りの開催がスタート。
 




 



最小で43cm、50cmオーバー5本を含む12本。


ブラウンも2本出て、トータル14本。



ラストフィッシュが一番デカイ57cm、5.5lbでした。

現在、川の水量が少なく、キャッチしたレインボーのうち半分はサイトフィッシングによるチェコニンフィングという展開でした。

水位が低い分、いいスポットにはいい魚が集中していて、


夕方、このワンスポットでなんと8バイト。2本ティペットを切られたけど6本キャッチ。
一箇所からより多くの魚を搾り出す、自分なりのちょっとしたアプローチのテクニックはあるんだけど、8バイトはよく出たなあ。。




2日目もレインボーラッシュが止まらず、朝から同じ川の昨日より上のセクションを釣って、昼過ぎまでにオンリーレインボーで16本。



 





 


50cmオーバーは55,54、52x3、50x2の7本。48cmくらいの多数。

初めの2日間で30本釣ったので、もう右腕痛いです。

やっぱりRotoruaの川恐るべし。。

トータル12日間くらいのフィッシングロードになる予定ですが、ロード中100本キャッチを目標に頑張ってみよう。

毎日、職業漁師のように川や湖に出る、楽しいけどけっこう過酷で、ちょっと孤独なロードの始まり。

Back in Rotorua but troubling weekend...

今週の釣行は6週間ぶりのRotoruaです。Rotoruaの川は他より2ヶ月遅れで12月1日解禁。
解禁当初は混みそうなので避けていたので、今シーズン初めて釣ります。

本当は日曜日の朝から入る予定だったんですが、土曜日の仕事を終えると持病の腰痛が悪化してちょっとキビシイ状態に...
一時は釣行断念も考えましたが、早めにベッドに入って安静にして、日曜日の10時くらいまで休んでいるとある程度回復したので11時にオークランド出発。

2時ちょっと前にようやく釣り開始です。


久しぶりにこの場所に戻ってきた。たぶん4月以来だ。

この川はLake Rotoruaに流れ込むスポーニングストリームの一つ。レインボーは45~55cmくらいのが多く、ブラウンはもうバカデカイのまでいます。自分はまだ7lbまでしか釣ったことがないですが。
いつも釣っているホームリバーに比べると、魚の数が圧倒的に違います。
そのフィッシングポテンシャルは、まさにワールドクラスと言っていいトラウトストリーム。フライフィッシングのフィールドとしてはすばらしいリソースです。


ココでは魚のサイズ、パワー共に強烈なので、今シーズン初、LOOP EVOTEC696‐4の投入です。


ほとんど木に覆われていて、ジャングルの中を流れるようなストリームなので、ちょっと短め、9’6”~9’8”くらいの6番のESNが欲しくなるような川。
自分のロッドの中ではこの9’6”のLOOPが一番合っている。

とりあえず素晴らしいトラウト達をご覧ください。

  

Rotoruaらしいカラーの48cm。


細身の47cm。

 
これも細かった48cm。


今回最大の53cm、3.5lbの銀ピカレインボー。


こういうのがくるから6番ロッドなんですね。




バ~イ。


流れにたたずむ60cmオーバーのブラウンを発見。
1時間くらい狙い続けたが、コイツがどうしても口を開かなかった。残念。。


川で遭ったアングラーが写真を撮ってくれた。これも48cmくらい。

腰に不安が残るので、あまり長い距離をカバーできなかったけど、それでも1日目はこんなサイズのレインボーが6本とチビ数本。

2日目の朝も


太い48cm。


この超カッコイイ52cm。

 
あんまりいい魚なもので、写真いっぱい撮ってしまった。
銀ピカのシルバーにレッドバンド。黒点が少なめのジャック(オス)。ほとんど小さめのスティールヘッドといった感じの魚体。自分が一番好きなタイプのレインボーです。


ホントに素晴らしい魚。見惚れてしまう。



この後、


1日目とはまた別のブラウンを発見し、サイトで仕留めた!
 
 
48cmと小さめだけど重たいブラウン。




頭がかなり小さくて体はボッテリと太いメス。このタイプは8とか10lbオーバーになるポテンシャルを秘めた個体ではないだろうか。頭の大きさが追いつかないのはきっと成長が早いのではないか?
自分がこの川で釣ったファーストフィッシュもこういうタイプの7lbのブラウンだった。

川を4時間ほどで切り上げて、久しぶりにレイクの様子を見に行ってみよう。



ストリームマウスを2箇所見て回るものの、ライズなし、バイトなし。

腰のために大事をとって1時で終了。

帰りの道中、SH27を走行中にリアから異音が発生。すぐに停車して降りて見てみると、左リアタイヤがパンクでペシャンコに。
うわ~~、まいったなあ~

なんか徐々に空気が抜けて、ハンドリングに異常を感じてとかじゃなく、一気に抜けたなあ。なんか刺さったのか??

たしかこの車、車載工具入ってなかったぞ。

やっぱりない。。

そう、いつか揃えておかなくてはと思いつつ、忘れていた。
ジャッキだけは入ってるけど、HONDAの19mmの袋ナットを回すスパナがない。

さあ、どうする?

ここはSH27上のとあるファームの入り口で、Matamataという街も過ぎてしまったし、この先はしばらくずーっとファーム続きでガソリンスタンドも何もない。

AA(JAFみたいなの)に電話するしかないか?

ふと辺りを見渡すと奥にこのファームのオーナーの家が見える。

そうだ、あの家訪ねていって、工具ないか聞いちゃうか?

よし、行ってみよう!

歩いてその家を訪ねていくと、

Hello~

って奥さんが出てきてくれた。

事情を説明すると、ファームの中を走るバギーみたいなのに乗せてくれて、母屋から農耕具なんかを置いてある納屋に。

ありました!!ボックスレンチのセットが!19mmも入ってる。

炎天下で汗だくになりながらも、何とか自分でスペアタイヤに交換完了。

車で工具を帰しに家に戻ると、真っ黒になった手を洗わせてくれて、コップ1杯のお水までいただいた。

丁重にお礼をいって、ようやく再スタート。

いや~、助かった~~。よかったよかった(笑)
NZの田舎の人って親切だなあ~(感謝、感激)

ところがこの後40kmほどSH27を走行しているとまたしてもリアから異音が...

えーーっ、交換したスペアタイヤがまたパンクしちゃったの~~???

でもハンドリングにまったく異常はない。

少し走ってから車を寄せて停車。

リアタイヤを見に行くとパンクしてない。

あれ、なんだなんだ??

あーーっ、マフラーが。。折れてるじゃないか!!

なんとマフラーパイプがサイレンサーのすぐ手前のところからボッキリ折れて、サイレンサーが竹やりみたいに上向いてる!

これ、先日WoFのとき溶接で穴ふさいでもらった箇所だ。
そうか、穴だけじゃなくて、もうパイプが一周全部ほとんど朽ちてたんだなあ。

でもタイヤはOKだから、これならオークランドまであと100kmくらいはとりあえず走って帰れるな。
サイレンサーが落っこちなければいいけど。。

スピード控えめで、なるべくパッシングレーンには出ないようにして、なんとかオークランドに戻ってこれました。

腰痛から始まって、パンク、マフラー折れとなんて週末なんだ今週は??

でも考えようによっては、来週から遠征なので今週悪いところが全部出てくれて良かった気がする。これが来週起こって、遠征中断なんて事になるよりよっぽどましだ。

ちゃんと車載工具も積んで、タイヤも2本しか換えてなかったから、残りの2本も換えてから遠征に行けって事なんだ。パンクしたのはこの前換えなかった古いBRIDGESTONEのほうだし、外してみたらもう山がなかったのでちょうどいい。

今週中にマフラー修理とタイヤ交換を済ませて、来週から遠征です。腰痛も良くなるといいけど。
まずはRotorua入りびたりからスタートの予定。

なんだか災難続きだったけど、いい魚釣れたし、バギーでファームの中走ったり、楽しかった~(笑)