Everyday Things 2013/12/11 Tying heaps of Czech nymphs そろそろクリスマスホリデーが近くなってきたので、遠征に向けてチェコニンフを量産中です。 少しずつ巻きためていたのに、前回の釣行でけっこうなくなってしまい、またノルマが増えてしまった。 とりあえず、メインの2色、 ゴールドビーズ/ダークブラウンボディと カッパービーズ/ブラウンボディ をガッツリとタイイング。 タングステンビーズのコストだけでもけっこういい値段(笑) がんばって120本くらい巻きますよ~ PR
Fly Fishing 2013/12/09 The river water rose. 今週の釣行もホームリバーです。 先週の水、木曜日にかなりの雨が降って、川は増水したと思われます。 行って見ないと分からないけど、金、土曜日はほとんど降らなかったので、激濁りで釣りにならないということはないと思う。今週も一日半くらいやりたいけどどうかな? 程よく増水してくれたなら好釣果もありうる。 とりあえず日曜日の朝、川に向かいます。 今日もはっきりしない天気。たぶん降ったり止んだりといった感じだろう。 先々週あたりはかなり暑くなって、夏がきた~なんて思っていたらまた涼しくなって、ウェーダーに逆戻りです。 」 川は予想以上に増水している。この辺りも相当の雨が降ったようだ。 でも濁りは引き始めていて、十分釣りになる水色。 このくらいの濁りはあったほうが、接近戦のチェコニンフィングにはむしろ好都合だ。 ちょっと期待が高まります。 中流域にエントリーして、1つ目のベンドでいきなりのフィッシュオン! いいサイズのブラウンだ! 51cm、オスのブラウン。 コチのようにデカイ、団扇のような胸ビレ。コレい~いブラウンだなあ。 朱点のないタイプで、頬からエラ蓋にかけてブルーがかっているいかにもNZらしいブラウンの色。 これは記憶に残る1匹ですね。 水面より少し高い位置にある倒木の下をくぐらせるように流したら食ってきた。その前にある、川に倒れこんでいる葉の付いた木に遮られて流れが緩くなっている。 増水によって流速が早くなったので、今日はストラクチャーの後ろ側がいいのではないかと思っていたが、その予想は正しかったようだ。 トラウトはローウォーターのときはブッシュやレイダウンの前で上流から流下してくるものを待ち構えていて、ハイウォーターでは強すぎる流れを避けて、後ろ側に移動することが多い。 今日はこのポジショニングの変化がキーになりそうだ。 魚をリリースした後、同じところを流すと今度はいいサイズのレインボーが食った! が、ブッシュに突っ込まれて、タンデムニンフのあまっているほうが引っかかってしまいティペットブレイク... 今日は爆釣か? 釣り上がります。 しかし後が続かない。。 今シーズン好調のアツイプールも不発。 ニンフが早く流れすぎる。いつもいいのは上からの流れが落ちてくるブッシュの前だが、今日は後ろ側のタルミも入念にチェックするもダメ。 さらに上流の小規模プールでようやく3発目のバイト! 47cmのナイスなワイルドレインボー。 相変わらすこのサイズのレインボーはメチャクチャパワーがあります。 このあと釣り上がっても反応はなく、引き返して同じスポットを帰りにまたやって、 41cmのレインボー。 アツイプール下のタルミもしつこくまたやって、ようやくバイトを得るものの、ティペットブレイク... 昼にいったん上がって、Te Awamutuの街に宿を確保しに戻って休憩。 4時から上流域に入って再開です。 最近あまり魚が出ていない上流だが、この増水で今日はいいんじゃないか? ところが、上流はさっぱりです。 先週は夕方がよかったので期待していたのだが全然。 ようやく1本掛けたいいレインボーも倒木の下に入られてまたしてもティペットが... 今日は3本落としてしまった。 カバー回りでは、レインボーのパワーにひるんで、ちょっとでもラインを送ると命取りになる。 レインボーとのファイトはもっと強気の”ケンカファイト”でいかないとダメだな。。 1日目終了。 さあ、2日目の朝です。 もう上流は捨てて、また中流だ。 昨日は6本掛けて3/6、半分捕り損なってるから今日はミスフィッシュをなくしたい。 昨日、朝一でブラウンがでたスポットで今日もバイト! でも首振りでフックアウトした~。。 昨日の失敗を踏まえて、強気でいったら外れた。まあこれは仕方ない。 先週の夕方いいレインボーをバラシたプールで2発目のバイトがきたがこれもフックアウト。 もうファイト終盤だったからしっかりフッキングしていると思ったのに。。 これで昨日からトータル8本掛けて3/8。捕った数より落としたほうが多い。 もうサイテー... 昨日2本目のレインボーが出たプール上のベンドで3発目! こいつも超パワフルなレインボーだ。5番のESNがギシギシ鳴っている。 もう絶対バラシたくない!! ようやく捕れた~、今日のファーストフィッシュは48cmのレインボー。 フ~~ッ、捕れた~。 もうスリリング過ぎて心臓に悪いよ。 楽しいけど。。 4発目の46cmのレインボーも捕れた。 これで5/10。ようやくキャッチ率50%に。ちょっと落ち着いた。 車で下の中流の橋まで移動してあと少しだけやろう。 46cmの太いレインボーがバイト。コイツは今回唯一、瀬に入っていたアクティブな魚。 きれいなレインボーだな~。太くてセクシーな魚体。 何食ってんだ? ミミズとドブソンフライのラーバ、"hellgramite"じゃないか。 NZのレインボー、けっこうこれ好きです。 長くてクネクネしたものが好きなんだね。 33cmのレインボーもでて、これで2日目は4本。 昨日からのトータル7/12で、何とかキャッチした数と落とした数を逆転させることが出来ました。 カウントしてないけどこんなミニブラウンも遊んでくれました。 午後1時で終了です。 今回は増水後の高水位で流速も早く、魚が水面に出てくる感じではなかったので、完全にチェコニンフオンリーでした。 増水による魚の付き場の変化も読んでいたし、実際そのとおりにバイトは得られたのは良かったが、バラシ、ティペット切れで5本も捕りそこなったのはいただけなかった。 しかし今シーズン、ホームリバーの上流はホントに不調で、ちょっと気がかりです。 中流はまだマシだけど、それでもそれほど魚影が濃いわけではない。 ただ、これでこの後、仮に2~3週間全く雨が降らなかったとしても、クリスマス~年明けの1月前半くらいの時期まで釣りのポテンシャルを保てる水量を川が確保した気がする。 とりあえず、これでちょっと水が引いたらドライに出てくれることを期待しよう。
Fly Fishing 2013/12/04 Searching for New Rivers 明けて月曜日の朝、Te Awamutuの街を出発して新たな川探しに向かいます。 去年、ホームリバーに次ぐ第二のホームリバー候補として一度だけ釣ったことのある川。そのときは夏の超渇水期で、ホームリバーの水があまりにも少なくなってしまって夕方ちょっと寄ったんですが、渇水はこの川も同じで先行者もあり釣れなかったけど、雰囲気はよく、水量のあるときにちゃんと釣ってみたいと思っていた川。 ホームリバーと同じWaipa River Systemという水系に属する川で、最終的に流れ込む川は同じ別の支流です。 今日は暑くなりそうだけど、朝方かなり冷え込んで気温が低かった。 今日は初めからチェコニンフィングでいきます。 エントリーポイントの橋からアップストリームで遡行開始。 1つめのいかにもな感じのプールでいきなりのバイト! まあまあのブラウンが浮いてきたが、首振りでフックアウト... あ~、残念。。 しかし、次の1投でまたもやバイト! けっこうデカイレインボーが興奮してジャンプ! アレ、でもフッキングしてるのはブラウンだ。何だ何だ?? 前の1投でバラシたのと同じようなサイズのブラウン。 43cmのキレイなヤツをキャッチ。 食ったのは下の#14のニンフだけど、上の#12のニンフがなくなってる。。 そうか、さっきのジャンプしたレインボーはダブルヒットしてたんだ。 タンデムニンフだとダブルヒットすることが稀にある。デカイのとチビのコンビネーションだと両方捕れたことがあるけど、いいのが2本だと絶対切れる。ドロッパーの結び目が切れると両方おさらばだ。今日は大きいほうのニンフの結び目が切れたから1本は捕れた。 このプール魚たまってそうだな。 でも後が続かず釣り上がります。 良さそうなプールが連続していてどこでも釣れそうだけど、やってみるとダメなプールも。 30cmくらいのかわいいレインボーが2本でたけど、いいサイズはきません。 さらに上流に上がるとだんだん深いプールはなくなって、浅い流れになる。 景色は最高だけど、これだとサイトフィッシングでターゲットを見つけてから釣るようなタイプの流れですね。 今日はこのあともう1本別の川に行きたいので、このあたりで引き返そう。 戻ってエントリーポイントの橋からダウンストリームも500mくらい釣って、40cmくらいのまあまあサイズのレインボーを1本バラシで終了。 次の川へ向かいます。 次の川は今日が初めてで、ここからオークランドに戻る途中に寄れるロケーション。 少し前に紹介したWaitawheta Riverと同じく、オークランドから90分ちょっとで最も近い川の一つ。 以前から一度は行ってみなくてはと思っていたのが先延ばしになっていたので、ようやくです。 ちょっと道に迷ったけど何とか到着。 日本のマウンテンリバーと変わらない渓相だな。 これはもうドライフライで遊んじゃおう。 #10ロイヤルウルフに小さいのがジャレついてくるけどのらない。 フライをちょっと小さめの#12ブラウンビートルにしてようやく1発のったが、 このチビレインボー。まあチビっていっても33cmはあります。 こんな雰囲気の川でやってると、25cmくらいのイワナが出て大喜びしていた、日本の渓流でやっていた頃が懐かしいなあ。。 今では川でもとりあえず45cmくらいはないと 小さいなあ。。 と思うようになってしまった。 1時間半くらいドライで遊んで、25cmくらいのがもう1本だけのってくれた。 上から被さっている木も多いので、この川なら8ftくらいの4番ロッドでやったら楽しそうだ。 1日半、十分楽しんだので今日は午後2時半で終了。 この川はもう少し下流にも別のエントリーポイントがあるようなので、次回は少し下もやってみよう。 しかし別の川を釣ってみると、改めてホームリバーの潜在的なポテンシャルは高いと思い知らされる結果になる。 ホームリバーはアベレージが、レインボー40~50cm、ブラウンは+5cmって感じで45~55cmくらいなので、プレッシャーは高くてもオークランド近郊の川にしてはやはり魚のサイズがデカイ。 レインボーとブラウンの比率5:1くらいか? 魚の数もけっこういるし、クオリティーもいい。 なかなかこれに匹敵する川を見つけるのは簡単ではないようだ。
Fly Fishing 2013/12/02 Changing the Fly Colour ホームリバーがちょっと不調です。 解禁から2ヶ月。去年より反応が悪いなあと薄々感じてはいたんですが、先日久しぶりにオークランドのショップに立ち寄ったら、そこの客でこの川に釣行した人はみんなあまり釣れてないとのこと。今年はポイントのバッティングも多いし、アングリングプレッシャーがかなりヘビーになっている様子だし水位も低い。 今週はホームリバーは半日だけにして、新たなポイント開拓に奔走してみよう。 日曜日まずはホームリバーに入ります。朝、中流域の橋を見ると車は止まっていないので、今日は中流域の一番下のセクションからスタート。 さあ、今日はどんな一日になるかな? 木曜日にようやく20mm越えの降雨があって、だいぶ水量が回復している。 そんなに水位は変わっていないかと思ったけど、予想より増えているし、うっすら笹濁って水色もいい。 まずはドライフライで軽く釣ってみるけど全く反応なし。 朝はやっぱりニンフかな? 7~800mくらい釣り上がって、チェコニンフにチェンジ。あまり時間をかけずに上流に行きたいので引き返しながらチェコニンフィング。 ぜんぜんダメです。 早々に切り上げて、上流に移動。 最近にしては珍しく、上流も先行者はいないようだ。みんなあんまり釣れなくてギブアップしたかな? 今日は2週連続で反応なしのあのブラウンに、もう一度だけサイトでトライしたい。 早めのペースでどんどん釣り上がっていきます。 目的のブラウン場所のちょっと下流のスポットで本日1発目のバイト! よく引いてくれた43cmの元気なレインボー。 写真を撮りそこなったけどストマックのコンテンツはニンフだった。増水で捕食対象が変わったかもしれない。 そして例のスポットへ。 いたいた!アイツまだいるよ。今日もいつもと同じポジショニングだ。水面に垂れ下がっている葉っぱの付いた枝のちょっと先だ。 今日はドライ(スティミュレーター)&ニンフから入れてみる。 相変わらず反応なし。 ちょっと作戦を考えてきた。 TMC200R #6にタークスタランチュラを巻いてみた。 もう普通のフライには全く反応しないから、デカイフライで揺さぶりを掛けてみようというわけだ。 ナチュラルドリフトだけでなく、リーダーにメンディングを加えてヤツの頭の上で ツツツッ と誘いをかけてもみたけどダメ。全然やる気なしだな。。 ちょっと釣れそうもないな、やつは。 この後釣り上がっても反応は得られずエントリーポイントから1kmくらいで折り返す。 午後は次の川に行くのだ。 帰りしな、例の場所を覗くとやっぱりまだヤツはいる。 よしこれが最後だ。これでダメならもうあの魚はやらない。 けっこうしつこいのだ(笑) チェコニンフをヤツの鼻先に流す。 おお、ドライは何回か投げるとスーッと沈んでいったんいなくなったけど、ニンフは全く逃げないなあ。10回くらいしつこく流すと水中でギラッとヒラを打って横腹を見せた。 今までにはなかった反応だ。 逃げないので何回でも流し続ける。 コイツ、反応してるな。 何回も上から流れてくるニンフに若干イラッとし始めたようにも見える。 釣れそうな気がする。食いそうな気がしてきた。 カラーをゴールドのタングステンビーズから、ブラックの首根っこにトリガーカラーのオレンジを巻いたヤツに変えてみる。 あまり多用するカラーじゃないけど、明らかに魚がいるのは分かっているのに反応しないときや、大場所などでひとしきり釣った後にまだ釣り残しがいると感じるとき、ワンモアバイトを得るために使っている。 それから4投目くらいだったか。ロッドティップにググッとバイトが伝わってきた。 ついに均衡は破れた!!ヤツが口を使ったのだ! キターーーーッ! 先週同様、すぐさま自分が上流側にダッシュ。反転して後ろのブッシュに突っ込もうとするヤツの最初の突っ込みに耐える。 ティペットはフロロの1.2号。G2のバットは折れそうなくらい曲がっているがかまわず上流側に引きずり出す。 この場所では少々強引な勝負を仕掛けるしかないのだ。 よしっ、なんとか凌いだ。 そしてヤツがジャバッと水面で反転。 アレッ!レッドバンド!!?? なんとブラウンだと信じて挑んでいたヤツはレインボーだったのです。 もう何でもいいや。3週がかりでようやくバイトさせたこの魚は絶対にバラしたくない。 ついに捕獲しました! 目測どおりジャスト50cmのブラウンじゃなかったレインボー。 この魚、過去に一度は釣られてますね。口の反対側は、一度割れたのがつながったような古傷がある。長いけど細いし、相当ヘビーなプレッシャーがかかっていたようだ。色もちょっと黒ずんでいるし、水中でのたたずみ方がブラウンぽかったからすっかりだまされた。 初めのダッシュは強かったけど、その後はこのサイズのレインボーにしてはそこまでのパワーではなかった。あまり体力がないから、あまり動かずに効率的にエサが取れる、このブラウンが好むスポットにいたんだと思います。 これで気になっていた魚も捕ったし、次の川行ってみよう。 戻りながらちょっと釣って、フッキング直後に外れてしまったのが2回。 川探しに向かいます。 ホームリバーと流れ込む川は一緒なんですが、アクセスが悪くその分フィッシングプレッシャーは低いらしい別の支流に行ってみます。 川へのアクセスとなる道は見つけたものの、道は川と平行していて橋などはないのでどこから入っていけるのか分からない。この道と川がどれくらい離れているのかも全く見当もつかない。 完全にプライベートのファームランドをまたいでのアクセスになるのは間違いないけど、川までかなり距離がありそうだ。 う~ん、ちょっと今日はやめておこう。無理するのはよくない。 結局ホームリバーに戻って中流域の上をやります。最近いつも釣っているセクションですね。 もうすぐ午後4時。そろそろドライに反応し始めないか? いつもの”アツイプール”まで来た。先週、先々週は釣れなかったけど、増水して雰囲気は良くなっている。 ドライは反応なし。今日もダメかな? ここは重要スポットなのでチェコニンフも投入してみる。 2回ショートバイトがあった後、 ゴゴッ とのってきた! やっぱりいたよ~ ちょっと小さめ、38cmのレインボー。 ようやく今日の3本目だ。 そして次は先週ロイヤルウルフに出たけど魚が食い損ねた倒木のスポット。 今日もここには必ず魚がいるはずだが。本命は倒木の前だ。 まずは倒木の後ろからドライで。 魚は出てこない。 次に倒木の前にドライを流す。ここはいれば1投目で出ることが多いからミスらないように。 ダメだなあ。 チェコニンフを流してもダメ。 倒木の後ろもチェコニンフで再チェック。 根がかりでブラック/オレンジのニンフがなくなった。 ティペットを結びなおして、ついでにニンフのカラーもゴールドビーズに変えよう。 すると次のキャストでいきなりバイトがきたっ!! これはいいサイズだっ! 今日の4本目はめっちゃ走って、スリリングなリールファイトを楽しませてくれた46cmのナイスレインボー。 ちょっと尾びれが欠けてるけどきれいな魚です。 サイトで捕った今日2本目のアイツといい、なんだか今日はニンフのカラーチェンジが結果的にバイトに結びついている。 羊たちがメ~メ~鳴いてます(笑) この時点で6時。いい時間なのでここで折り返してチェコニンフで釣りながら戻ろう。やはり増水でフィーディング対象が変わった気がする。 今日はドライには全く無反応だ。普通ならイブニングでドライ勝負にいきたいところだけど、今日はそういう感じじゃないな。 この後30cmくらいのチビレインボーを1本追加。 去年は数々のドラマがあったが、今年はまだ1本も釣れていないプールまで戻ってきた。オフシーズンの増水時に流れてきた砂がたまって去年より浅くなってしまった。 先週まではほとんどボトムが見えてしまっていたが、今日は久しぶりにある程度水深がある。 さっき釣り上がりではドライでダメだったけど、チェコニンフを投入してみよう。 なんとなく釣れそうな気がする。 ボトムを感じながらダウンストリームにニンフを流す。 ティップに ククッ、グンッ とバイトがきた! いきなり下流にすごいスピードで走ってジャンプ!デカイ! やっぱりきたよーー! 50cmくらいありそうな頭のとんがったレインボー(オス)だ。 何回かのすばやいダッシュをいなして足元まで寄せてきたが、首を振られたときにフックアウトしてしまった(泣) フックをチェックするとほんの少しだけどフックポイントが潰れていた。 ああ、もったいなかったな~ でも今シーズン初めてこのスポットでヒットしたからよかった。 4本目が釣れたあたりから魚の活性が上がってきたようだ。バレてしまったのは残念だけど、いい流れになってきた。 なんだか今日は最後にドラマがありそうな気がしてきた。 さらに戻って、またあのアツイプールに。さっき1本釣ったけどあのときより今のほうが活性が高いと思う。さっきは反応しなかったいいヤツが潜んでないか? 5~6回ニンフを流したが反応なし。やっぱりもういないのか? 不思議とやめる気がしないので、さらにキャスト。 そして、いつも食ってくるピンポイントでグッーとティップが絞り込まれた。 ほーら、食ったーっ! ゴクン、ゴクンと強い首振りが伝わってくる。 けっこうデカそうだ。 今度はバレないでくれっ! さっきバラしたレインボーのようなスピードはないけど、重いぞー。 しばらくして、何か沈み根に入ってしまったような感触でボトムに張り付いて動かなくなった。 やばいっ! このプールは流木などの沈み物が多く、ニンフがよく根がかるのだ。 動かなくなったのはそのよく引っかかるあたりだ。タンデムニンフだから、あまっているほうのニンフが引っかかってしまうこともある。 うわ~、やってしまった... これでまた捕りそこないかぁ? 引っ張るのをやめて、テンションを保つだけにしているとグングンとまだ動いている。 よし、まだ付いてる!たのむっ、出てきてくれ! しばらく放置してみる。 まだグングン動く。 ちょっと引っ張ってみると下流側に動き出した。 よしっ!出てきたようだ!あまりのニンフは引っかかってなかったんだ。 一気にブッシュから引き離すために、自分が下流側に移動して魚を誘導。 水中で首を振る魚が見えた。 おっ、ブラウンだ!いいサイズのブラウン!! これは絶対に捕るっ! ブラウンとのファイトはここからが長い。至近距離に寄せてからはあまり走らないけど、なかなか浮いてこないからこれ以上寄せられない。 なかなかネットに入らなくても焦らない、焦らない。 自分に言い聞かせて慎重にブラウンをいなしてようやくネットイン! デップリと太いブラウン。 長さは51cm。ウエイト測り忘れたけど4lb半くらいでしょう。 コイツ、ブラウンにしてはよく引いた。細いブラウンはたいして引かないけど、この太さだからいいファイトだった。ロッドもデリケートなG2だし、特に姿が見えるまでの前半は強烈だった。 やはり今日は最後にドラマがあった。 この太いブラウンはいったい何を食っているのか? 何かの幼虫、黄色のイモムシが10匹ほど、黄緑のが3つ、カナブンも1つ。 テレストリアルばっかりだ。太っているわりには小さいものばかり食っている。やっぱりブラウンはテレストリアル好きだなあ。木曜日の雨でこういうイモムシみたいなのが大量に木から落ちて流れたんだろう。これなら”増水スペシャル”として黄色や黄緑のチェコニンフも巻いておいたら釣れそうだな。 まだ明るいので、さらに下流にあるプールを今日最後のポイントにしよう。 10投くらい流して反応なし。 いないのか?これで今日は終了かと思いながらもう少し流し続けると 食った!! 本日のラストフィッシュはかっこいい47cmのレインボー。 でもこのレインボーなんだか見覚えがあるなあ。 これ11月10日の釣行で釣ったやつがまた釣れたんじゃないか? これが11月10日に撮影したもの。 サイズは同じ47cm。釣れた場所は同じプールで食ってきたポジションも全く同じ。 特徴的なピンピンのヒレと顔つき。体側のレッドバンド上には黒点がない。 間違いなく同じ魚ですね。ブラウンは同じ魚を釣ったことが過去に3回あるけどレインボーはめずらしいな。 キミ、同じ日本人にまた釣られちゃったの?? 自分のキャッチ&リリースがちゃんと機能していて、こうして元気な姿がまた見れるのはうれしいけど、釣果の1匹としてはなんだかビミョウですよね。 3回目は気をつけろよ~ 今日は10本掛けて、7本キャッチと久しぶりにこの川のMAXに近い釣果を上げることができた。 夕方5時を過ぎてからバラシも含めて4発いいのが入ったが、すべて釣り上がりで一度やった場所をチェコニンフで下りながら釣ったもので、時間帯による魚の活性の変化と釣り方がうまくはまった感じでした。 今日のターニングポイントは4本目の46cmのレインボーでしたね。あの魚が釣れる前に根がかりでニンフをなくさなければ、あそこでニンフのカラーを変えなかっただろう。ここからいい流れを自分が感じ取ることが出来て、いいブラウンとラストのレインボーまででた。どの魚もニンフを入れてすぐに食ってきたわけではなく、普段なら切り上げて次にいってしまうような状況で、もう1投、さらにもう1投と何回も何回も流したのが結果的にすべていいバイトに結びついている。最後の2時間くらいは自分の勘も冴えまくり、高い集中力を保って納得のいく釣りが出来た。 釣りって”感じること”がすごく大切なゲームだから、フィールドの状況、時間の流れなどから”なんとなく”釣れそう、良さそう、何かありそうとか、そういう感覚を大事にしている。チャンスが来ていることを逃さずに感じ取って、それを感じるときはバイトがなくてもねばることも必要だ。ただこういう感覚は釣行が途絶えるとやはり鈍ってしまうので、一番大切なのは釣れても釣れなくても釣りに行き続けることだと思います。 サマータイムで今は8時過ぎまで明るいので今日は8時近くまでがんばっちゃいました。 今夜はTe Awamutuという近くの街に泊まって、明日半日くらいまた新たな川巡りに出かけます。