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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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New season 2013-2014 opens!! PartⅢ

午前11時過ぎにRotoruaを後にして、昨日のトラウトストリームへ。


しっかし今朝の道路通行止めのアクシデントで貴重な朝マズメの時間は失うわ、バラすわ、切れるわでなんだかイマイチだったな~
午後のストリームでいい釣りして取り返したいよ。
この時点では、これから午後も苦戦するとは知る由もなく、けっこう楽観的(笑)

1時に目指すストリームに到着。
昨日の午後、好反応だったのは中流域だけど、先行者とバッティングしたため上流域は半分しか見ていないので、今日は上流域に再びエントリー。
途中で1台車が止まってるけど、ファームの農作業の人のっぽい感じ。


チェコニンフで釣り上がっていきます。

なぜかバイトがない。

まだ時間が早いのかなあ?

昨日ポツポツつれた7~8寸サイズのレインボーさえこない。
やがて去年のこのストリーム初釣行で、良型レインボーを連発した上流域のもっともアツいスポットの1つへ。

何回も小刻みに流すレーンを変えながら、チェコニンフで探ります。

でもこない。

ネバリます。

やがてニンフが止まって、根がかりっぽい感触からティップを持ち上げてみると、

ググッ!!

キタァーーッ!!

すぐにレインボーが高~くジャンプ!
けっこういいサイズ。頭がとんがってる、45cmくらいオスだろう。
どんどん下るので、30mくらい下流まで追いかける。
去年このストリームで掛けた1匹目のナイスレインボーを思い出すなあ。あの時は慣れてなくて圧倒されっぱなしだったけど、アレからこっちもたっぷり経験を積んだからコレくらいは余裕、余裕。

そろそろランディングの体勢だけど、その前にESNがフルベンドしてるとこの写真でも撮っておこうと片手でカメラを用意していると

プンッっと痛恨のフックアウト~~~
 
あ~~、またやってもうた~~、余計なことするんじゃなかった~~
と悔やんでも後の祭り(笑)
この場所はやっぱり釣れますね。

しかし、後が続かないのでまた釣り上がる。

でも釣れない。どのスポットからも反応が返ってこない。

3時も過ぎて疲れてきた。腹も減ってきたきたけど、もう食料もない。
中流域のほうがよかったか?
でも昨日とは何かが違う気がする。
今から中流域に行くか?

いろいろな思いが交錯しながらも、2日目の終盤ということでそこまでの気力が残っていない。
そんなわけで、珍しく4時で
”GIVE UP!”
チビレインボーさえ釣れなかった。


とにかく今日は朝の1件から歯車が噛み合わずにおかしな1日だった。

解禁釣行の感想としては、そもそも日本の川のように解禁に向けて魚を放流して準備して、その日になったらハイどうぞっていうわけじゃないから、解禁直後のおいしさっていうのは特にない。
しばらく釣りしてなかった人も、とりあえず解禁だから行くかってことで人も多くなりがちで、むしろよくない気がする。
もちろんアングリングプレッシャーはまだそんなにかかってなくて、その点ではいいはずだけど、魚の活性もまだ低くて反応する時間も短い。
いろいろ総括して考えると、もう2~3週間後の今月末くらいからやったほうがいいのではないかという感じ。去年、このストリームに通い始めたのも10月の4週目からだった。


というわけで、あと2週間くらいはレイクのほうがおもしろいかなって思います。
 
*今回の釣行の反省
・久しぶりの川歩きで疲れたので体力をつけよう
・丸2日やるときはもっと食料を持ってこよう


この2日間でまた700kmもドライブしました。
これだけ走って、昨日ストリームで2本、レイクで1本。今日はレイクで1本、ストリームは0。
トラウトハンターも楽じゃない。
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New season 2013-2014 opens!! PartⅡ

明けて2日目。今日は朝の3時間をレイクで過ごし、10時くらいには昨日のストリームに向けて移動。昨日反応のよかった午後の時間をまたあのストリームで釣るというプランでいってみたい。


夜明けのレイクをポイントに向けて走ります。

レイクの北側のワインディングロードの区間の途中でなにやらサインが。


PLEASE STOP ON REQUEST
って事だけど、そりゃ困ったな。このレイク沿いの周遊ロードのほかに道はないぞ。

他の車が1台、三角コーンの間を縫って進入していった。よし、こっちも行ってみよう。前の車をフォローして自分も先へ進みます。
何だろう?もうあと少しでポイント到着ってところまで来て、前方に事故現場らしきシーンが。


うわ~、これか。完全に道路が封鎖されてる。他の車もここまででUターンして引き返していく。
まいったな~~
もうあとポイントまでほんの1kmくらいなのに...
これじゃ行けないよ。
仕方なく西岸のストリームマウスに向かいます。



Ngongotaha Stream Mouth
ライズなし。とりあえずやってみるものの、アタリもない。


もう、早くチャンネルのポイントに行きたいのに。
20分くらいですぐやめて、車に戻ります。
もうそろそろ道も通れるかもしれない。もう1度行こう。

さっきの道を戻りますが、ダメだ。今度はもっと手前で通行止めの案内をしている。
まいった。。
朝の貴重な時間がどんどんなくなっていくじゃないか。
もうこうなったら、レイクを逆回りでチャンネルまで行くか?あとわずか1kmのために、このビッグレイクをほぼ全周逆回りで?
30分以上かかりそうだけど。
でもあそこに行くにはそれしかない。あのスポットなら絶対釣れる自信があるのだ。
よし決めた!もう行く!!
逆回りでチャンネルへ。


8時15分くらいにようやく到着。6時半からここでやるはずだったのに。なんてこった。
昨日同様、チャンネルの中を狙ってる人が3人ほどいるけど、自分はいつもどおり外側のみ。
南風が当たっているけど、そんなに強風ではない。
逸る気持ちを抑えつつ、キャスト開始。

先週は9時くらいでバイトが止まったから、それまでに釣れて欲しい。
しかし、バイトがこない。ライズもない。
それでも絶対的に信頼しているこのスポットだから、もう1箇所ベタネバリだ。
何の反応もないまま、9時を過ぎてしまった。
風はだんだん弱まってきた。

あっ、ライズだ!

釣れなくなると読んでいた時間の9時を回ってしまったが、逆に風が収まってきてライズが始まった。
ライズの発生した付近を流すとやっとバイトがくるが、フライをすぐ離した。。

同じレーンを打ち返して数投後に、またフライをくわえたような違和感を感知。
少しテンションを加えてきいてみると
”ククン”と生命感が!

やっとヒットだーーっ!

ようやく今日の1発目だ。
ところがコイツがこっちに向かって突進してきて、テンションが緩んだ隙に外れてしまった。
あ~~、残念...

その30分後くらいに次のバイト!流し終わり寸前のフライを引ったくって、いきなりチャンネルに突っ込もうとする強烈な引き!!一瞬止まったが、すぐまたチャンネルに向かって暴走してティペットが切れた~~

切れた直後に、興奮したレインボーが1mくらい高く飛び出してきた!
うわ~、でかっ!!60cmくらいありそう。。
なんかもうサーモンみたいだ。
あ~~、クヤシイ~~

なんだよ、今日はミスってばっかりだよ。ダ~メだな今日。

でも10時近くなってもまだライスは続いてる。

そして3発目!
すぐにフックアップしたレインボーがジャンプ!
そんなにデカくないけど普通にいい魚だ。もうバラシたくない。
またこっちに向かって突っ込んできたけど、必死にラインをドローしてテンションを保つ。

やっと捕れた~~


49cmだけど、太くて3.5lbくらいあるレインボー




これで少しホッとした。
わざわざ湖を逆回りで全周(-1km)してここにたどり着いた甲斐があったってもんだ。

このあと4発目のバイトがくるが、不完全なフッキングですぐに外れた。

そして10時半過ぎごろから再び南風が吹き始めて、ライズが止まる。

今度は白波、風ビュービューになってしまった。
コレでTHE END。
 
よし、切り上げてストリームに戻ろう。


今から移動すれば1時前には着いて、昨日反応がよかった午後の時間をやるにはちょうどいいだろう。Go!

(続く)

New season 2013-2014 opens!!

さあ、いよいよ新しいシーズンが解禁!5月の下旬以来、4ヶ月半ぶりにホームリバーのトラウトストリームに戻ります。

NZで初めて釣行したのはこの川ではなく、ほぼレインボーオンリーのスプリングクリークでした。その川は魚の数はメチャクチャ多いんですが、アベレージが小さい川なんですね。だから数は釣れたけど、サイズが全然...。

このトラウトストリームが自分にとっては2本目の川で、1本目の川のことがあったので、
こっちの川もそんなに大きいのはいないのかな?
ブラウンなんて北島のオークランドから日帰りで行けるような川にはいないのかな?
なんて思いながら、ほんとに何も知らずに釣り始めると、ファーストフィッシュは35cmくらいのブラウンだった。
そして45cmくらいののレッドバンドのレインボーがヒットし、初めて体験するNZワイルドレインボーのスピードとパワーに翻弄されっぱなしで、最後はブッシュに突っ込まれてバラシ。
ガックリしていると、上流域でいいサイズがかたまっているスポットに出くわし、40~50cmのレインボーを4本キャッチして、NZのトラウトの凄さ、おもしろさと、この川のポテンシャルを思い知らされた。
そう、自分のNZの釣りはこの川から始まったといってもいい。

今のところ今年の春は去年より天気がいい。

 久しぶりに見る川の水量は、まあまああるけど、それほどでもないな。

ますは上流域から、SAGE ESNにチェコニンフでスタート。


まもなくヒットした今シーズンのファーストフィッシュはミニレインボー(笑)
通いなれた川なので、要所要所では時間をかけつつも、早めのペースで釣り上がって行きますが、あんまり反応がよくない。増水で様子が変わってしまったスポットもあるけど、そんなに大きな変化はない。
ん~、なんかあんまりおもしろくないな~。
1km弱釣り上がったところでカップルの先行者発見。
だからかあ~。どうりで反応悪いと思った。
こっちの釣り人はのんびりしてるので、日本のようなガツガツと”我先”みたいなのはあまりない。声かけて抜かして、少し先に入ってもいいけど、久しぶりだから全体的に見ておきたいし、下って移動しよう。

中流域に車で移動。


中流域も反応悪し。車はなかったからこっちは誰も入っていないはず。


たまに釣れても7~8寸サイズのチビレインボー。魚影もあまり見えない。でも水はそんなに冷たくないようだ。
1時を回ったので、
どうせ釣れないならドライで遊んじゃうか!?
ってことで12番のアダムスパラシュート、14番のフローティングニンフあたりを投げてみます。
やっぱり出ない。
ダメだなあ。こりゃ早めにRotoruaのレイクに移動か?なんて思っていたら半沈みのフローティングニンフに

7寸レインボーが掛かってた!
そろそろ3時。これ以上上がると戻るのも大変だから下ろう。
チェコニンフに戻して、ちょいちょい投げながら引き返します。
上りでドライしか入れてないちょっとしたプールにチェコニンフを入れてみると、ヒット!
これチビじゃない!やっとキターーッ!!
そんなにデカくないけどいいサイズ。


ようやく釣れたまともなサイズ。ジャスト40cmのメスのレインボー。
よかった。とりあえず釣れた。

同じスポットをもう少しやってみます。またバイト!あったけどのらない。。
もう1度流す。
またショートバイト!
アレ、でもこれチビレインボーのビビビッて感じのショートバイトとは違うな。
もう1度流して、シェイキングを加えて誘ってみると、
ゴンッとのった!!
またいいサイズだ!

 
これも40cmジャストで今度はオス。Rotorua方面のレインボーとはちょっと違って、背の黒点が多めでこの川らしいカラーのレインボー。

う~ん、なんとなく状況が見えてきた。やっぱりまだ活性が低いから、いちばん水温の上がる午後の遅めの時間になってようやく食いだすってことなんだろう。ドライで遊んでたから、食いだしてるのに気付くのがちょっと遅れたかもしれない。
少し下って別のスポットでもまた良型ヒット!連発だ。
でもこれは途中で外れてしまった。

3時半にはRotoruaに向けて走り出す予定だったのに、3時過ぎから釣れ始めてしまってもうすぐ4時だ。
まだ続ければ釣れそうだけど、まあいい。食いの立つ時間帯も判ったから明日の午後またやろう。

よしRotorua に移動だ。夕マズメのレイクをやりたいのだ。


ここからRotorua まで120kmくらいあるので1時間ちょっとかかる。



そしてRotoruaに。また今週もこの釣りをやりに来てしまった。

このチャンネル自体はレギュレーション上、レイクとは別のチャプターになっていて、川と同じく7月1日~9月30日は禁漁だった。
今はチャンネルも解禁したので今日は人が入ってる。でもみんなチャンネルの中狙いで自分のスポットは空いている。
でもライズがないし、アタリもない。最近、このスポットではいつもライズしてるヤツがいたんだけど。到着が遅れたからあまり時間はない。1時間半くらいの1発勝負。
この角を回りこんですぐのチャンネル内に人が入ってるから、その影響でダメなのかな?

開始から1時間を回った頃、ようやくライズが始まった。
3匹くらいはライズしてるのいるな。
フライのカラーを変えながら、何回も何回も打ち返していく。
そして、突然ひったくるようにドスンとのってきた!いきなり6番のスイッチロッドがフルベンド。

やっとキターーーッ!!

凄いパワーとスピード。初めは流れに逆らって走ってたけど、今度は暴力的な引きで、一気に下ってあっという間にチャンネルの中に入ってしまった。


これはチャンネルの入り口を下流側(チャンネル内)から見たところで、この写真右端のバンクの角を外から釣ってるわけです。
これ英語で"weir"って言うんですけど、流れをコントロールするためのちょっとした堰みたいなの。柵が立ってるのは両側がコンクリートの基礎で底上げされてる。
デカイのだと、ヒットしたあと止められないでこのweirの下まで走られちゃうわけです。しかも魚は真ん中は通らすに大抵、柵に座ってる少年の下あたりをくぐって下ってしまうことが多い。

この魚もそのパターンで、コンクリの下で縁にへばりつかれた。コンクリの角にティペットが擦れてる感触がする。少しテンションを緩めると動き出す。
この強い流れに逆らってコンクリの上に引きずりだすのは無理だ。
ならばさらに下らせて、ロッドのティップから柵の下をくぐらせて、柵越しに上手で掴み直して、柵沿いにチャンネルの左岸に上陸。この芝生のバンクでようやくランディングに成功!

フ~~、大変だった~。

今はチャンネルが解禁したからこのランディング方法も取れるわけだけど、冬の間はたとえランディングでもチャンネルの中にいたらチャンネルで釣ってると誤解される恐れがあるから、何が何でもこのweirより外でランディングまですべて完結させなくてはならなくて大変だった。


4lbとちょっと、56cmのレインボー。コイツは強烈なファイターだった。サーモンピンクのでかい胸ビレが美しい。

 メスのかわいい顔だけど目つきは鋭い!捕まっちゃって、ちょっと不満そう?


近くにいた人が写真を撮ってくれたので、いつもとちょっと違った感じ。

 

このあと暗くなる寸前まで粘るものの、今日はこの1発のみ。
でもスリリングなビッグファイトで楽しかったから満足、満足。
よし、明日の朝またやるぞ!
(続く)

The night before the opening day

いよいよ新シーズンの解禁前夜。10月1日にすでに解禁しているけど、今月始めての週末なので、明日が自分にとっての解禁日。まあ解禁といっても、日本みたいに我先にどっと人が押し寄せるわけじゃないから、そんなに慌てていく必要もない。

行きたい川はいろいろありすぎて困っちゃうくらいだけど、まずはホームリバーのトラウトストリームに戻りたい!

やっぱりこの川で新しいシーズンをスタートしたい。
昨シーズン中はこの川を16回訪れました。何回釣りに行っても飽きることはない、大好きなトラウトストリーム。100%自然繁殖のワイルドトラウトの川。
4ヶ月半ぶりに、またこの川で釣りができると思うとワクワクしますね!

ただ先週レイクもかなり反応がよかったし、久々のブラウンも出た。
春はビッグブラウンをキャッチするチャンスだと思うので、ここでレイク通いをストップしてしまうと、トロフィーサイズを釣りそこないそうな気がする。良かったのは朝の2時間と夕方最後の2時間。

なのでまずストリームで釣って、午後3時くらいに切り上げてRotoruaに移動
→5時からラスト2時間Rotoruaのレイクで勝負
→1泊して翌朝2時間またレイク
→9時半でレイクを切り上げてまたストリームに戻る
→11時~4時くらいまでストリーム
と少々強行なスケジュールですが、こんな感じでいってみたい(笑)。



ガソリンもちょっとだけ値下がりして、$2.119/Lに。ちょっと前まで$2.20/L超えてたからなあ。。ビックリ価格だよ。NZの人が言うには、いまだかつてないくらい高いらしいです。

さあ、今シーズンはどんなドラマ魚たちと出会えるんだろう。
楽しみだあ~~