Fly Fishing 2014/05/21 Wild One at The End ランチブレイク後、中流域の下の橋から、今日の午後はここに賭けてみます。 このセクションを釣るのは久しぶりだな~ すっかり霧も晴れ上がったので、ドライフライでアプローチ。 エントリーポイントからすぐの最初のベンドで出たっ! ようやくこの日2本目となる39cmのレインボウ。 やっとフッキングすることができた。 続いて、同じスポットからもう1発。 チビレインボウでした(笑) 光が川に差し込み、気温も上がってきて、やっと魚がハリに乗り始めたか。 次のプール上の緩い流れからも 35cmのレインボウ。出方はすごく静かだった。 もう先週までとは明らかに違って、サイズが小さくなったのは間違いない。 デカイ魚はドライには出なくなった。 日本ではほとんど見ることのない、トラウトのスポーニングベッドを発見。 ここだけグラベルが白くキレイになってる。 写真を撮るときには逃げてしまったけど、下から釣り上がってくると、ここにペアリングしているいいサイズのレインボウが2匹乗っかっていた。 この川はバッグリミットが2匹と、NZの他の川より少ない方。 放流はされておらず、自然繁殖のみの100%ワイルドフィッシュの川です。 これは先週の魚だけど、ブラウンもちゃんと育ってます。 今日はいい魚出ないし、なんだか釣る気が失せてしまったなあ。。 まあ、たまにはこういうのもいいかあ。 この素晴らしい風景の中でロッド振れるだけでも贅沢な時間だし。 3時過ぎに中流域下部で最大のプールにさしかかった。 今日はここまでで引き返そう。 ドライに出てくる魚はいないので、ドライ&ニンフに戻して下のレンジを探ってみるか。 プールの上から落ちてくる流れに2投ほどしてみると、ドライが水中に引き込まれた。 ヒット!デカイ!! 最後にいいサイズがきた! 今日初めてG2がフルベンドで絞り込まれる。 やっときたグッドサイズ、これだけはランディングしたい。 対岸はブッシュだらけだけど、ここは比較的開けたプールなので、慌てずに対処してどうにかランディングに成功! ワイルドレインボウ、ジャスト50cm。 レッドバンドから腹の方、ヒレまでサーモンピンクのような赤が染み出した体色。 ドデカイ胸ビレに、猛々しい面構えの野生。 反対側も。この川のワイルドレインボウは何度見ても素晴らしい。 本当に見事な魚体です。 いや~、最後にいい魚に出会えてよかった。 この後、魚を追加することはできず、ちょっと早めの4時半に終了。 さて、今日1日釣りをして、もしかすると今シーズン、このホームリバーはこれで釣り収めになるかなって感じました。 状況次第では、まだドライで釣るチャンスもあるけど、ドライにはいい魚が出なくなってきたし、出てもフッキングがさすがに難しくなってきた。 やはり今朝、倒木のポイントでバラシてしまったのはイタかった。アワセが早かったのかもしれないけど、あの場所ではあまり極端な遅アワセにして、魚が定位置の倒木の真下まで戻ってしまうと、フッキングしても倒木の下をくぐる形で下流に走られてしまうので、そうすると先週のようにティペットを切られてしまうし、いろいろ難しいのだ。 今日はフックは延びていなかったし、たぶん先週の薄皮1枚フッキングと同じような掛り方で、皮が切れてしまったのではないか。 魚は頭のとがったオスのレインボウだったので、たぶん先週やられたのと同じ、居付きの魚だった気がする。 まあ、あの場所ではまた来シーズン、いろいろドラマがあるでしょう。 今シーズンも、このホームリバーではメインロッドとして活躍してくれたScott G2 905/4。 ちょっといたわってあげないと、毎回のフルベンドでそろそろまた折れやしないかとちょっと心配。ランディング率を考えると、6番の906/4でもいいんだけど。 もし来週までに、ほどほどの降雨でいい感じに増水するようなら、もう1回来るかもしれないけど、そろそろウインターレイクの釣りも気になる季節になってきたので、しばらくこの川とお別れかもしれない。 いい川です。今シーズンもありがとう。 PR
Fly Fishing 2014/05/19 Foggy Winter Stream 今週もまたまたホームリバーへ。 先週の釣行からこの1週間、15mm程度の雨が一度降っただけ。 オークランドも、朝晩はかなり冷え込んできました。 今朝は霧が濃く、魚の活性が上がるのが遅れるかも知れない。 川に着くと、水位が下がって、透明度が増している様子。 う~ん、この時期、水温が下がっていくのは仕方がないが、加えて低水位に透明度が高い水色は難しいと予想されます。 まずは先週と同じ戦略で、ドライ&ニンフを主軸に、太陽光が差し込むようであればタイミングを見計らってドライを投入。逆に状況次第では、チェコニンフにスイッチして、水深のあるプールのボトムを探っていくような冬の釣りを追及していく展開もありうる。 今日も中流域にエントリーします。 先週、スタートからすぐにファーストフィッシュが出たスポットは、もうボトムが丸見えになってしまって不発。 続いて先週、サイトでブラウンを釣った、ここのところ好調の緩い流れをストーキング。 今日もレインボーが2匹いる。 アプローチしますが、フライが流れてくると嫌って、スッと横に位置をかえる。 1匹はスプークして逃げてしまった。残りの1匹も何回かフライを流すと、ゆっくり姿を消してしまった。 う~ん、下のニンフより、インジケーター代わりのデカイドライを嫌っているように見える。 やはり低水位に透明度が増して、アプローチが難しくなっている。 次の最近必ず魚を釣っているスポットでも不発。 先週はバラシも入れれば、ココで5発のバイトがあったのに... ああ、光が欲しい。でも霧がなかなかクリアーにならない。 さらに釣り上がっても、魚からの反応はなし。 スタートから2時間弱釣り上がって、先週いいレインボウにティペットを切られた、水中倒木のスポットに到達。 中流域の勝負ポイント。今日はここでの反応を見て、釣り方の見極め、午後のプランの判断をしていこうと思う。 まずは倒木より下の、水面がほどほどにヨレて流れるベンドのインサイド側からドライ&ニンフでアプローチ開始。 数投でようやく今日のファーストバイト! フッシュオン!! やっと釣れた~。38cmとちょっと物足りないサイズだけど、とりあえず1本。下のニンフです。 さあてと。じゃあ次はいよいよ1発勝負の倒木の前だ。 今日こそはぜひとも仕留めたい。 本当はもう少し光が差してきてから攻めたほうが、魚が出る確率は高いと思われるが、それがいつになるかはわからないし。 ちょっと一服してティペットを点検、新品の#13アダムスパラシュートを結びます。 チャンスは1回のみ。掛けてからのファイトの流れを頭の中でイメージし、いざ第1投。 キャストは1投で決まった。倒木の真ん中よりやや対岸よりにフライが流れ着き、倒木と平行に手前に向かって流れるレーンに乗った直後に、1発で出た! やや遅いフッキングが決まって、勝負のゴングが鳴った。 倒木の下に入られないように、一気に魚を引きずり出しにかかる。下流側に反転して、流れを下ろうとする最初のダッシュに耐えます。 強引になんとか止めて、倒木を見事クリア。倒木の下流側の深みにいったん魚を落として、そっちで走らせて弱らせるイメージ通りの展開に。 よしっ!今日はもらったか!? けっこうデカイ50cmくらいのレインボウだ。 そう簡単に弱るはずもなく、手前の浅い側に走って、狂ったようにジャバジャバとのたうちまわる。 ロッドを立てて、強烈な引きに耐えていると、 なんと痛恨ののフックアウト~~~ あああっーーーーマジかーーー!! 外れちゃった~~~ あ~あ~~ また釣りそこなった... もうガックリだよ。。orz 後ろでは牛がモーモーと鳴いて、 やっちまったなあ~、モ~~ってバカにされてるように聞こえました。 脱力モードです。 もう少し釣り上がって、 この流れからもドライに出たものの、これもフックアウト。 フライを#14フローティングニンフに変えるとまた出ましたが、フックに乗らない。 さらにドライ&ニンフに変えて、ニンフにフィッシュオン。しかし、これまたファイト終盤でバラシ。 すでに3発バラシて、ダメモードに突入。 今日はドライに出ても、食いが浅いなあ。 釣り上がりはここまで。引き返そう。でも、ようやく霧が晴れてきた。 車に戻って、ランチブレイク。 チッ、今日はキビシイなあ。。 1時過ぎかあ。上流か中流の下の橋か。 今日は下の橋に行ってみるか? 車で下流に移動。 続く
Fly Fishing 2014/05/14 The Light ② 先週の感触からすると、今日も日中のハイライトコンディション下なら、ドライフライに反応してくれる魚はいるはず。 ここは中流域の最もプロダクティブなセクションの1つ。 とりあえずここはニンフで釣ってしまったので、この次のいいセクションまでしばらく続くストレートな流れに、早めのテンポでドライを打ち込んでいきます。 全く出てこないなあ。。 まあ、ここはいつもあまり出ない区間だからいいか。 一見良さそうでも、やはりストレートなセクションはあまり釣れないものだ。ベンドが続く曲がりくねったセクションの方がいい。 そして前回一番いいサイズのレインボウが出たベンドのプールに到着。 中流域で一番の大場所。 この前のレインボウはプール下の緩い流れからブラインドで出てきたが、今日は出ない。 このタイミングで、少し日光も陰ってきてしまった。 もう少し光が差し続けてくれると良かったんだけどなあ。 次に画像の右になる、ベンドを回り込んで、プールの上から落ちてくる流れに注目。 前回は発見するのが遅れて釣りそこなってしまったが、ココにも魚がいた。 んんっ、前回魚が居たポジションより下の、波だった水面がプールのなじんでいく辺りの少し深いところに、なんとなく1匹いるように見える。 薄っすらとしか見えないけど、たぶん魚だ。 その影の約1m上流に1投でキャストが決まった。 ゆっくりフライが流れていくと、 スーッとその影が浮いてきた。 やっぱり魚だった! 浮上した魚影が、水面ににタッチするかしないかのところでUターンして水底に戻っていく。 捕食音も、波紋さえもほとんど立てなかった。 フライは水面から消えている。 食ったの!? 遅アワセをくれるとフッキングが決まった。 食い方に反してファイトは強烈!! ランディングしたのはジャスト50cmのレインボウ。 フッキングは、ギリギリくちびるの薄皮1枚。 アブね~、もう少しファイトが長引いていたら、プチッと皮切れてたな。 サイトで魚を見つけてからアプローチしたからわかったけど、ブラインドで狙っていたら、魚が出たことにも気付かなかっただろう。 そのくらい静かなバイトだった。 でもよかったー、今日もドライで釣れてうれしー^^ 午前中の反応だと、今日は何本釣れちゃうの?って感じでしたが、午後になって雲ってしまうと、2時間くらい何も釣れない時間が続きます。 唯一のチャンスは この流れに横たわる水中倒木のポイントで、いいレインボウを掛けながらも3Xのティペットをブチ切られてしまった。 ここは過去にも数々のドラマがあったポイントで、倒木の後ろで出ることもたまにあるが、本命は前。必ずといっていいほどいいレインボウが着いている。ブラウンが出ることもある。 倒木に当たった流れは、川の真ん中に向かって横に逃げていく。上からドリフトさせていって、この木に沿って横に流れるレーンに乗せてやると下からガバッと出てくるエキサイティングな場所。リーダーをコントロールして、どれだけ長く倒木の前にフライを留めておけるかが勝負。 今日も絶対出てくるはずと思っていたけど、反応がないのでダメかな~とあきらめかけた10投目くらいで、倒木の下からデカく開いた口がヌーッと出てきて、いわゆる”縦パク”でアダムスパラシュートに襲い掛かってきた。 このポイントでの問題は、ほぼ確実に倒木の下に入られてしまうことで、ランディング率は50%いってないと思います。 今日もまたやられてしまった... この後けっこう長い距離を釣り上がってもいいサイズの魚は出ず、引き返しながら要所要所でキャストして、 ようやくレインボウが1匹。 小さい頭のかわいい顔つきのヤツだけど、これでも44cmある。フライは同じく#13アダムスパラシュートで。 これも静かな出方で、次に投げるスポットを見ながら視界の端でフライを追っていたから、 んっ、出た? くらいにしかわからなかった。 午後はパッとしないけど、ドライでも2匹釣れたし、まあいいか。 時計を見ると午後3時。 ビミョウに時間が余った。 今から上流に行ってもそんなに時間がないし、今日は中流でやりきろう。 車で少し下って、別のセクションを釣ってみても反応なし。 最後にドライ&ニンフに戻して、4時半くらいまでやって上がろう。 あと1本釣りたいな~とネバっていたら、終了間際に待望のバイト! この日最大レインボウの51cmが下のニンフを取った。 恐竜っぽいイカツイ顔のオス。 さっきの倒木ポイントで、下からヌーッと出てきた口もこんなタイプのオスの魚だった。 この魚もこんな込み入ったところで掛けたから大変だった。川の真ん中に流れついた枝のたまりの向こう側、対岸との間にいたけど、どうにかランディングに成功。 よし、これでちょっとやり返したぞ。 今日1日釣りをして、魚がすごく光を求めてるように感じました。 やはり初冬のこの時期、前回釣行から続く魚の着き場にしてもそうだし、ハイライトのコンディション下の方が明らかに反応がよく、朝夕や日中でも曇ってしまうと特にドライフライには出ない。出ても水面まで浮上してくるのがやっとという感じで、バイトシーンがすごく静かだ。 今日ドライで釣った2本のレインボウの出方が、ドライフライシーズンの終わりを物語っていた。 何か魚の行動が、光のコンディションに支配されているということを強く感じました。 釣果の面ではもう大満足。トータル8本で、ブラウン、レインボウ共にサイトでいい魚を仕留めることができたので言うことなし。 こりゃ~、来週まで大雨で状況が変わらなければ、また来ちゃうかな? 楽しすぎだな、これは。(笑)
Fly Fishing 2014/05/13 The Light ① またまた来てしまいましたホームリバー。 日本から来た友人たちも旅を終わらせて帰国したので、今日は久しぶりに1人で、この川とじっくりと対話しながらの釣りを楽しんでみたいと思う。 戦略的には前回と同じ。チェコニンフは封印し、まずはドライ&ニンフで反応を見つつ、光が川に差し込んできたらタイミングを見計らって、ドライフライを投入してみたい。 9時過ぎに釣りをスタート。 中流域のエントリーポイントで、開始から数投でいきなりのフィッシュオン! 下のニンフを取ってきた。 強烈な引きで、5番ロッドでの限界ファイトの末、ランディングに成功した49cm。 いいなあ~。幸先のいい出だし。 次は川を渡って、前回釣行でファーストフィッシュが出た緩い流れを凝視してみる。 いるいる、今日もいる。 背中の黒っぽい50cmくらいのと、はっきりは見えないけど、もう少し小さめのグレーっぽい影も魚かも。 当然、デカイ方を狙っていきます。 全く反応しない。 魚の鼻先をニンフが通るように流しても完全無視。 少し外したレーンも流してみる。 と、ドライが引き込まれた! ヒット! やっぱりグレーっぽく見えてたのも魚だった。小さいほうが食った。 コイツもなかなかの引きで、なかなか寄せられない。 何とか魚をいなしにかかるとスポッと外れた~~ あ~~、またフック伸ばされた。ミディアムワイヤーでもNZレインボーの暴走にはこのありさま。仕方ない... デカイ方はまったくポジションを変えずにまだいる。 しつこく流し続けても、相変わらず反応しない。 あきらめて次行くかと思ったが、最後にちょっとニンフのカラーを変えてみる。 コッパービーズに明るいブラウンのニンフから、ブラックビーズにダークブラウンのニンフにチェンジ。 すると、2投目で、魚の横を通過したニンフを追いかけるように、急に魚が下流側にUターンした! 食ったか!? アワセを入れるとフィッシュオン! 流芯に張り付いてあまり走らない。 これはたぶんブラウンだな。 グイグイとゆっくり重たい走り方。 チラッと魚が見えた。 やはりまあまあサイズのブラウンだ。 焦らず慎重にいなして、 ランディングに成功! ちょっと細身だけど52cm。なかなかいいファイトをしてくれたブラウン。 カラーチェンジ利いたなあ。変えてからの1投目は狙ったレーンを少し外していたので、実質1発で反応したと言ってもいいだろう。 ブラウンのセレクティブな一面を、改めて垣間見た。 よしよし、今日はスタートから1時間も経たずして、レインボウ、ブラウン共にいい魚が捕れてしまって、またまた楽しい1日になりそうじゃないか。 釣り上がります。 スタート時は曇りでパラッと雨も降ってきたけど、前回ドライにブラウンが出たポイントに差し掛かると天候が好転。日が差してきた。 前回ブラウンが出たのと全く同じところから、今日も ちょっと小さいけど、41cmのキレイなブラウン。 これも下のニンフにバイト。 この時点で確認できたことは、今日も魚の着き場、狙いどころは前回と全く一緒。 ザラ瀬とその下のプールの間にあるような、浅めだけど浅すぎない、ひざ下くらいの水深のゆったりした流れや、ベンドのインサイド側のサンドバーのボトムがぼやけて見えるくらいのところ。 そろそろ前回ならドライフライにスイッチした時間だけど、今日はまだな気がする。 まだ、ドライ&ニンフのドライに絡んでくる魚が居ないこと、 前回釣行から2回ほど雨が降っていること、 今朝の気温が低かったこと などから、なんとなくまだな気がするのだ。 もう少しドライ&ニンフを続行してみます。 それからすぐに、2回不完全なフッキングで落とした。いずれもニンフ。 ここでティペットを結び代えて、ニンフも新品に交換。そして。。 今日の4匹目。完璧な魚体のレインボウ46cm。 キレイな魚だあ。。 あの爆発的な推進力を生み出す、でかくて強靭なヒレ。 暴力的なパワーの、川の弾丸です! 最近、サボってストマックをチェックしていなかったけど、今日はきちんと釣果を追及するためにコンテンツを採ってみよう。 ピューパ、ニンフ、スカッドのようなものを食っている。スカッドというか、ダンゴ虫かな? そして、同じ流れからもう1発!! G2が伸されるーー! やばい折れそう~~ でも止めないと対岸のボサに突っ込まれる~ これまた超キレイな45cm。 ヒレも色も文句の付けようがない。 初冬のやわらかい日差しを浴びて、キラキラと川の宝石のように輝いてます。 2本のレインボウはこの流れから出た。 ココまで5本の魚がすべてニンフで。 11時20分。よし、もういいだろう。 やや遅れて、またしても#13アダムスパラシュートを投入! ちょっと長くなってしまったので、 次回に続く...