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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Winter Czech Nymphing on Fire!

勝負の2日目だ。

今日は絶対に釣らなくてはならない。
昨日川を見て回った結果、Tongariroより小さい川のほうがいいと思う。

まずは昨日、魚が見えていた川を朝の3時間ほどやって、その後はもう1本見たい川があるのでそっちをチェックしてみよう。


昨日の川。今日こそは必ず仕留めてやる!

と気合を入れてスタートしたものの、朝の時間帯、昨日より見える魚がいない、というか全くいない。

やはりまだ冬の終わりなので、少し暖かくなってからでないと魚が動かないか?
でも昨日の午後見た感じだと、あんまりハイライトになってしまうとスプークしやすくて、それもキビシイんだよなあ。。




景色と天気は最高なんだけどなあ。

ムズカシイなあ。。

何にも釣れないまま、2時間くらい釣り上がっただろうか?

とあるプールでやっと魚を発見!


直角に曲がるベンドに、増水時に流れ着いた流木や枝がたまっているポイント。

しばらく観察してみる。

オオッ、複数のグッドサイズの魚が固まっているじゃないか!パッと見で10本くらいいるぞ。

ちょっとでも気配を感じると、スプーク気味にこのプールの中をブンブン走り回っているけど、ここから離れる様子はない。

慎重に慎重に近づいて、チェコニンフでアプローチ。

数投で1匹食わせることに成功!

でも枝に巻かれてバレてしまった。。。


クゥッソーーー、ようやく掛けた1匹だったのにーーー


さらにネバってもう1発!

今度は巻かれないように、強引にダッシュを止めにかかったら、フロロ3Xのティペットを切られた~。


クヤシイィーーー


今回の釣行は1匹への道のりが遠いな...

バラすは、根がかりでニンフはどんどんなくなるはで、めげそうになりながらもアプローチし続ける。


そして3度目のフッシュオン!!

今度は大胆、かつ慎重なパワーファイトでようやくランディング成功。

  
50cm、4lbのナイスレインボウ。

やっと釣ったーー。


久しぶりのいい魚だよ、もう。カッコイイ、オスのレインボウ。
完璧な魚体だ。

 これがTaupoのレインボウかあ。Taupo方面でまともなサイズを釣ったのは初めてなのでうれしい。


よしよし、もう一発狙っていく。


そして、再びフィッシュオン!

今度はさっきよりデカイ!!

すぐ後ろにはブッシュが控えているので、ロッドを立てて、上へ上へと強引にリフト。

あ、これはマジでデカイ。

マイLOOPロッド折れそう。。 がんばってくれーー

 
ランディングしたーー


今度は5lb、57cm。またまた完璧な魚体のオスだ。


クーーッ、やっちゃった。これぞ求めていた魚だ。

この後もう1発掛けましたが、再びティペットを切られてドロップ。

結局この1スポットで5本食わせて、2キャッチ、3ロスト。

デカイ魚が固まっていた、今の状況では奇跡的なスポットだった。

昼過ぎにこの川を上がって、次の川に向かいます。



ここも初めての川。エントリーポイントから2.75km上流までは冬でもOKだ。


メッチャいい川じゃないか!

さっきの川より水量があって、水色もほどほどに色が着いていて釣り易そう。

ただバンクのブッシュはOver Grown気味でブラックベリーが多く、水深もあるので歩きにくそうな川だ。

初めてすぐにブラインドのチェコニンフで1発!


キレイなメスのレインボウ。


43cmくらいだけど、太くていい魚だ。


次は45cmのオス。

とりあえず
1kmくらい釣り上がってみて、もう2発。

 
両方とも45cmくらいの太いメスをブラインドで。


いや~、いい天気だなあ。

そういえば、New Zealandのマオリ語の国名、”Aotearoa”は「細く長い雲(がたなびく地)」という意味なのだ。

今日の青空に薄く長く広がる雲はそんな感じだ。
 
こっちの川でも4本釣ったからいいだろう。


明日はもう少し上流まで上がってみよう。

今日はトータルで6本釣ったので、夕方はTongariroに賭けてみる。

他のローカルアングラーはほぼ例外なく、ご当地メソッドのデカイインジケーターにヘビーニンフの釣り。
自分はこの方法ではなく、スペイロッドにウエットフライのノースアメリカンスタイルでスチールヘッドっぽく釣ってみたいのだ。

今回の釣行のメインテーマは「スペイでTongariroを釣る」ですから。


昨日のつり橋したのプールに入って、1時間半のイブニング勝負。

いつもレイクでも使っている、パートリッジをフロントに使ってウエットっぽく巻いた黒のウーリーバッガーを流す。

何のアタリもないまま6時を回ってあきらめかけた頃、流し終わりのターンでバイトがっ!

あ~、ショートバイトで乗らなかった。

集中して同じレーンをもう3回ほど流すとガツーンと乗った!!

久々にSAGE ONE 7126でリールファイト!


そんなにデカくはないけど、とりあえず3lb、50cmのレインボウ。

ついにTongariroのレインボウをスペイで釣ることができたーー!

もう暗くなってしまった。

よしよし、テーマも達成したし、7本釣って大満足の2日目終了。
 
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The Last Fishing in The North

いよいよ来週はDunedinに引越し。

最後の北島の釣りに行ってきました。

やはり最後は北島の象徴的な場所で釣りがしたい。
ならば行き先はウインターフィッシングのメッカ、Taupo方面、Tongariro Riverしかないだろう。
 
この冬はRororuaのレイクも不調なことだし、ダブルハンドのスペイロッドで北のパワフルなウインターレインボウとリールファイトがしたいのだ!

事前情報では水量が少なく、水がすごくクリアーで釣れてないとの事。

まあ、いいでしょう。キビシイのは覚悟の上で出発。


Tongariroが流れるTaupoの最南端、Turangiまで約330km。4時間のドライブだ。


キタキターッ、1月以来のTaupoだーー!



Tongariro Riverだーー。


中流域のつり橋を渡る。


たしかに魚はみえないなあ~、数が少ないんだなあ。。。

まあ、簡単な川じゃないのはわかっている。

さすがにTongariroだけあって、けっこう人が入ってけど、竿曲がってる人いないなあ。

こっちもバイト無し。

3時間くらい、軽く釣りをしながら川を見て回って、一旦上がります。

2泊3日の釣りなので、今日は他の川も見て回りたいのだ。


ここはTaupoの南東岸に流れ込むちょっと小さめの川。
釣ってみたいと思っていた川の1つだけど、とりあえず今回が初めて。


いい川だ。

魚は単発でちらほらいるけど、この川も今は低水位で超クリアーなので激スプーキーな様子。

ロッドを振りかざしただけで逃げられてしまう。
アプローチもさせてもらえない。。

う~~ん、キビシイ釣行になりそうだ、今回は。

こっちも3時間ほどやって1本も捕れなかった。


初日惨敗のNo Fishでスタート。


でも今日の2本目の川はけっこう魚がいたし、可能性はありそうだ。朝のローライトコンディションで釣ったら何とかなるかも知れない。

今日は回りきれなかったけど、もう1本釣ってみたい川があるので、明日はそっちも見てみよう。

今日は早めに寝ちゃいます(笑)



Lack of Smelts

2週連続で釣行無しだったので、久しぶりのRotorua行ってきました。

去年のウインターフィッシングが最もアツかったのは8月中旬。まさにこの時期だ。


いつもどおりチャンネルのスポットからスタート。


5投目くらいで一発目がきたけど、またまたピランピランのスキニーフィッシュ。

なんかやっぱり今年はおかしいな。。

この後2発くらいショートバイトがあったけど、よろしくないですね~

移動途中にトイレに寄りがてらとあるストリームマウスを覗いてみる。

 
このストリームは水温が超冷たいジンクリアーのスプリングクリーク。夏の高水温期にこの冷水を求めてトラウトが集まる夏の定番スポット。
 
今は真冬だけど。。
アレ、レインボー数本入ってるな。

しばらく観察していると10本くらいはいそうだな。

ちょっとやってみるか?!

 
この川で釣りが許されているのはマウスからすぐ上流に見えている1本目の橋までのみ。
わずか100mくらいのストレッチだ。

得意のチェコニンフ、サイトフィッシングでアプローチします。



1本仕留めた、45cmくらいのやつ。

まだいるけど、トラウトの行動を観察しているとスポーニングしている魚のようで、ペアリングしていたり、ボトムに横腹をこすりつけるような動きをしている。

だから反応させるのは簡単ではない。

ロッドを変えて、マウスの外側も釣ってみるものの、こっちは反応なし。


移動してメインのストリームもチェックしてみる。

こっちはマウスから1本目の橋まで、ある程度の距離が冬でも釣りOKだけど、魚の姿が全然見えないなあ。

マウス外側のレイクもやはりダメ。


さっきのスプリングクリークに戻って、釣り残しに再びトライ。



サイトで40~43cmくらいのレインボウを3本仕留めた。

60cmくらいのクソデカイのも2本いるんだけど、そいつらは全く反応してくれない。。

最後は朝一のチャンネル入り口に戻って頑張ったけど、


またまたスキニーなレインボウのみ。
少し日が長くなって、6時くらいまでできそうだけど、あんまりおもしろくないので5時で終了。

う~ん、今年はどうもダメだな、こりゃ。。

チャンネルのスポットは明らかにベイトが不足しているようだ。
このスポットで釣れるすべての魚が去年より小さくて、異常に細い。
バイトも、スメルトをガンガン追っているようなアグレッシブなバイトが全然ない。
もうそろそろくるだろうとずっと様子を見てきたけど、この時期でダメならもうこの冬はこんな感じのまま終わってしまうのかもしれないと感じました。

一方、今日小さなスプリングクリークで釣った、川に上がっていたレインボウはどれもコンディションがよく、こっちはインセクトフィーダーなんだと思う。

今年はSAGEのスペイロッドがパワー持て余しちゃってます(笑)

ク~~、デカイのが釣りたい~~

Severe Winter Days

先週は休みの月曜日がワールドカップのファイナルに当たったので、こっちの時間で朝7時からTV観戦。その後10時半からゆっくり近場の川に出撃しました。

前の週は連日天気が悪く、事前に川の水量レベルはチェックして、かなり下がってきているから何とかなるかなといった感じで出かけた。




到着すると、濁りは引き始めていて、水量も下がってはいたものの、まだまだかなりのハイウォーターで流速も早く、4時間くらいがんばってみたけどアタリは皆無。サイトで見える魚も全くいなくてお手上げでした。


そして今週。

Rotoruaのレイクに戻りました。

この1週間、気温もグッと冷え込んできて、本格的な冬真っ只中です。


今朝のレイクもいつものポイントは冬の南風が吹きつけてちょっと荒れ気味。


まあキャスティングができないほどの風ではないし、濁りはきつくないので何とかなるでしょう。

とりあえず様子見でスタート。

いきなり2投目でバイト!

ここは魚が入っていれば大体すぐに食ってくることが多いから、いつものとおりだ。



50cmは余裕で超えてるまあまあサイズなんだけど、全然きれいな魚じゃないなあ。

よし、次だ次。

しかし、この後1発のショートバイトのみでバイトが途切れる。

なんだか先々週に釣ったときと同じような釣れ方だな。

今日はガッツリとレイクのみだ。

南風の避けられる、隣のレイクの南岸に移動しよう。



Lake Rotoiti、Ruato Bay

きれいなレイクです。

ライズは全くしてないなあ。。

1時間ほど引き倒してみるが反応なし。

う~ん、ここまで来たらついでにもう1つ別のレイクも見に行こう。

さらに移動。
 

Lake Okataina

ここはさらに水がクリアーなレイクで,ターゲットはレインボウのみ。

冬の釣りが許されるのはこの北岸のみ。南風の今日はウインディ-サイド。

こちらもライズなし。風も強すぎ。

30分であきらめる。

去年の冬にもよくやった、釣れないときの冬のお決まりコースになってきた。

Lake Rotoruaの初めのポイントに戻ろう。



すっかり晴れ上がって、いい天気だ。

戻ってみると、朝より風が弱まって、いい感じになっている。

良さそうじゃないか。場所も3時間ほど休めたし、ちょっと期待。

またしても2流し目でバイト!

でもフッキングせず。クソー。

でも反応する魚がいる。

次の1投で、今度はフックアップした!

初めはなかなかの引きだったけど、リールファイトの移る前に寄ってきたので、そこまでのサイズじゃなさそうだ。




今度はきれいなヤツだけど、50cmはないくらいかな。

なんだかんだ言っても、結局このスポットが一番釣れる。

よし、まだいけるだろう。

ところがバイトが続かない。

フライチェンジを繰り返しながら、リトリーブのスピードやパターンもいろいろ試して流し続けるけどこない。

ダメだなあ。。

1時間の昼寝タイムに突入。

目覚めると3時。

もう1回同じスポットにトライ。

少し場所も休めたし、日も傾いてきていいはずだ。風もさらに収まって、結構ベストコンディションに近い状態。

がしかし、バイトがこない。

ライズが全くないもんなあ。

去年の冬にここが良かったときは、やはり流れ出しのカレントの中でライズが頻繁に見られた。

魚はいるけど、まだまだ薄いとしか思えない。

1時間半、完全無欠のノーバイト。

ラスト1時間はここで費やすより、1発ブラウン狙いでストリームマウスに行こう。



夕暮れが迫るストリームマウス。

少しだけ日が長くなってきた。5時半までだな。

ブラックのウーリーバッガーで勝負に出ます。

寒いけど、集中して引き倒す。


沖からほどほどの風が当たって、いい感じだ。雰囲気はある。

出そうな気がするけどどうか?



ダメでした。



今日は2本かあ。キビシイなあ。

釣れたのは結局2本ともチャンネルのスポットで、前回よりサイズと魚の太さはちょっと上がってきたけど、冬らしいビッグでウエイトのあるオスがまだ入ってきていない。

バイトの数も少なかったし、もうしばらくキビシイ状況が続きそうだ。

やっぱり8月かなあ。



冬のRotoruaのレイクは景色が素晴らしくて大好きなんだけど、やっぱりいい魚釣りたいです!

また次回ですね。