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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Winter Czech Nymphing

2週連続でRotoruaです。
片道230kmはちょっと遠いけど、頑張ってまた来ちゃいました(笑)


さあ、また朝はレイクからいってみようか。


今日は北風でいつものポイントは風裏で静かです。

まだ降ってないけど、雨になる予報です。今にも泣き出しそうな空模様でスタート。


今日は鳥たちも寄っているし、良さそうだけどなあ。

残念ながら、状況は先週とほとんど変わっていない様子。
1時間半ほど引き倒して1発だけきたけど、フッキング後にすぐ外れた。
大した重さではなかったし、たぶん小さいやつだろう。

ライズも1回だけ見たけど、あとはさっぱり。

魚っけ薄いなあ...

よし川だ。

先週はメインのストリームが人がいっぱいで入れなかったので、今日はやりたいのだ。

先週はパブリックホリデーだったけど、今日は普通の月曜日だし、こんな天気だからほとんど人は入ってないだろう。

川に到着。

しめしめ、誰もいないぞ。

今日はじっくりと釣りが出来そうだ。

魚はちらほら見えるけど、やはりハイシーズンに比べると魚影は薄い。

しかも反応も渋めだ。

通常よりはスローなペースで、時間をかけて丁寧にやらないとダメそうだ。


この川の水色は、先週の小さいほうのストリームほどスーパージンクリアではないし、水深もあるから今日のようなローライトだとちょっとサイトフィッシングしにくいけど、それでも見えるヤツがいる。

狙っていきます。



1発目は50cmちょっとのいいサイズをサイトで。


エッグフライの代わりに巻いたこのフライにバイト。エッグヤーンがなかったのでポーラーファイバーのホットオレンジで同様の効果を狙ったもの。

先週もこれで釣れた。この時期エッグフライはやはり効果的です。
今日は上のドロッパーにはこのフライか通常のチェコニンフを状況次第でチェンジ。
下の本線のエンドには2.8mmビーズ#14のチェコニンフでいきます。


2本目は45cmくらいの。見えていたいいサイズのを狙っていたら、横からコイツが出てきて、下のニンフを取った。


ショートバイトというか、ハイシーズンのように食っても魚が動かないので、バイトを感知するのが難しい。

何本かミスった。



すっかり冬景色となったストリーム。


3本目はワイルドないいヤツが入った。53~54cmかな。



これはブラインドで下のニンフにバイト。


い~い魚です!


4本目は48cmくらいの。
サイトで目の前に流れてきたオレンジのフライを素直にくわえた。


ふと時計を見るともう4時間も経ってる。

車に戻ってランチブレイクにしよう。


すっかり雨になってしまった。

2時半かあ。あと1時間くらいここでやって、夕マズメはレイクの他のポイントでもやるかなあ。

車で移動してもう少し上流にエントリー。


夏場にさんざん釣りまくった大場所のプールに入ってみる。



ブラインドでいいのがきた。52~53cmありそうだ。



これで5本。


サイトで3~4匹固まっていた群れの中の1匹が反応。
これは50cmないですね。


だんだん雨が激しくなってきた。


もう余り時間もないし、レイクはやめて今日はここで最後までやりきってしまおう。


ブラインドで7本目。


今日のラストフィッシュとなる8本目。これもブラインドで。


4時半で終了。日本とは季節が逆のNZは今が一番日が短いとき。

すぐに1日が終わってしまう。

今日はサイトではドロッパーのオレンジのフライへのバイトが多く、ブラインドで食った魚はすべて下の小さいニンフだった。

ブラウンもいたんだけど釣れなかったなあ。

でもレインボウは今日もいいのが出て、楽しかったです。

いよいよ今シーズンの川はあと2週間と少しで終わりだ。
レイクは今のところいい状況ではないけど、7月からじっくりとやればいいかな。

オークランドも今日からずっと雨マーク続きの予報。NZの冬は寒さでは日本より緩いけど、天気が悪いのがいやですね~。
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Uncase SAGE ONE 7126-4 for Winter

先週は朝から雨プラス強風で釣行中止。
今週はとりあえず、この冬初のレイクの釣りで、Rotoruaに行ってきました。


釣行前夜、8ヶ月ぶりにSAGE ONE7126-4をケースから出した。
またウインターレイクの釣りが始まる。



そしてまたこのチャンネルのスポットに戻ってきたぞ。

残念ながら到着したときにはもう、冬の南風がけっこう吹いちゃってます。
今日の南風は予報通りだけど、思ったよりけっこう風強いなあ。。

まあ、キャストができないほどではないから、とりあえずやってみよう。

濁りはさほど入っていないので、水色は悪くない。

1時間半ほどリトリーブして、ショートバイトっぽいのが1回のみ。ライズも全くなし。
1ヶ月前に日本から友人が来た時には、ライズも多少はあったのだが…

なんだか魚っけがないように感じる。

ちょっとタイミングを変えて、後で入り直すことにしよう。

川に向かいます。

ところが、中流域の2つのエントリーポイントに車が3台ずつも止まっている。

うわ~~、参ったなあ。。

もう少し車を走らせて、さらに上のエントリーポイントを見に行っても、すでに2台車が止まっている。

今日はQueen's Birthdayという祝日なんだけど、もうシーズンも終了真近だから、そんなに人は来ないだろうと思っていたのだが。

さらにず~っと上流のエントリーポイントから入って軽く1時間ほど釣ってみたものの、ここまで上がってきてしまうと川幅も狭く釣りにくいし、魚影も少ない。

思うように釣りが出来ずに午前は終わってしまった。

ランチブレイクを取って、しばし考える。
 
もう一度レイクのチャンネルのスポットにもどるか?


レイクに戻ってみると、風はやや東よりに変わって、朝よりいい感じになっていた。
水もクリアーだし、いいんじゃないか?

ところが全くバイトが出ない。またしても1時間半引き倒して、完全ノーバイト。
ライズも皆無。

去シーズン、秋~冬~春と釣果の波はあっても、このスポットは常に魚をストックしていた。
先月もいい魚は出なかったにしても釣れたし、ここでは釣りにならないような悪天候時を除いては、全くアタリがないというのは珍しい。

今日はあきらめよう。

ダメもとでもう1本の小さいほうのストリームに行ってみる。

まあ、メインのストリームにあれだけ人が入っていたから、そっちも空いているとは考えにくいけど。

到着すると意外にも車なし。

アレ?ラッキー!

じゃあ、もう今日はここだな。
NZの川も今月いっぱいで禁漁だし、最後の川の釣りを楽しむか。

先月、友人たちと来たときとほぼ同じところに魚がいるようだ。サイトのニンフィングで釣り上がります。


ようやく今日のファーストフィッシュ。


長いけど、ヒョロヒョロ、ボロボロのオス。


今はさびた色の魚がほとんど。


今日の最大はこの56cm。ちょっとヒレの丸まった日本で釣れる”ニジマス”っぽいヤツだった。


今日一番うれしかったのはこの魚。超鮮やかなレッドバンドのきれいなヤツ。


体の下側のすべてのヒレがドデカイ、なんだかトビウオのようなレインボー。
 
こんなかわいい顔のまま、51cmまででかくなったんだなあ。


こんなジンクリアーな流れに、この鮮やかな赤ではその存在を隠しようもなく、思いっきり丸見えだった(笑)。


やっぱりキレイな魚はいいな~

結局3時間ほどやって、6本のレインボウをすべてサイトのチェコニンフィングで仕留めた。

今日は最後に川で釣れたし、そんなに悪い釣りではなかったけど、レイクがさっぱりだったのが残念。あのチャンネルのスポットで釣れなかったのはよろしくない。
まだ時期が早いんだろうか?

まあ、また来週以降に改めてトライしてみよう。

Wild One at The End

ランチブレイク後、中流域の下の橋から、今日の午後はここに賭けてみます。


このセクションを釣るのは久しぶりだな~

すっかり霧も晴れ上がったので、ドライフライでアプローチ。

エントリーポイントからすぐの最初のベンドで出たっ!


ようやくこの日2本目となる39cmのレインボウ。
やっとフッキングすることができた。

続いて、同じスポットからもう1発。


チビレインボウでした(笑)

光が川に差し込み、気温も上がってきて、やっと魚がハリに乗り始めたか。

次のプール上の緩い流れからも


35cmのレインボウ。出方はすごく静かだった。

もう先週までとは明らかに違って、サイズが小さくなったのは間違いない。
デカイ魚はドライには出なくなった。


日本ではほとんど見ることのない、トラウトのスポーニングベッドを発見。
ここだけグラベルが白くキレイになってる。
写真を撮るときには逃げてしまったけど、下から釣り上がってくると、ここにペアリングしているいいサイズのレインボウが2匹乗っかっていた。
この川はバッグリミットが2匹と、NZの他の川より少ない方。
放流はされておらず、自然繁殖のみの100%ワイルドフィッシュの川です。


これは先週の魚だけど、ブラウンもちゃんと育ってます。


今日はいい魚出ないし、なんだか釣る気が失せてしまったなあ。。

まあ、たまにはこういうのもいいかあ。


この素晴らしい風景の中でロッド振れるだけでも贅沢な時間だし。

3時過ぎに中流域下部で最大のプールにさしかかった。

今日はここまでで引き返そう。

ドライに出てくる魚はいないので、ドライ&ニンフに戻して下のレンジを探ってみるか。

プールの上から落ちてくる流れに2投ほどしてみると、ドライが水中に引き込まれた。

ヒット!デカイ!!

最後にいいサイズがきた!

今日初めてG2がフルベンドで絞り込まれる。

やっときたグッドサイズ、これだけはランディングしたい。

対岸はブッシュだらけだけど、ここは比較的開けたプールなので、慌てずに対処してどうにかランディングに成功!


ワイルドレインボウ、ジャスト50cm。


レッドバンドから腹の方、ヒレまでサーモンピンクのような赤が染み出した体色。


ドデカイ胸ビレに、猛々しい面構えの野生。


反対側も。この川のワイルドレインボウは何度見ても素晴らしい。
本当に見事な魚体です。

いや~、最後にいい魚に出会えてよかった。


この後、魚を追加することはできず、ちょっと早めの4時半に終了。


さて、今日1日釣りをして、もしかすると今シーズン、このホームリバーはこれで釣り収めになるかなって感じました。

状況次第では、まだドライで釣るチャンスもあるけど、ドライにはいい魚が出なくなってきたし、出てもフッキングがさすがに難しくなってきた。

やはり今朝、倒木のポイントでバラシてしまったのはイタかった。アワセが早かったのかもしれないけど、あの場所ではあまり極端な遅アワセにして、魚が定位置の倒木の真下まで戻ってしまうと、フッキングしても倒木の下をくぐる形で下流に走られてしまうので、そうすると先週のようにティペットを切られてしまうし、いろいろ難しいのだ。
今日はフックは延びていなかったし、たぶん先週の薄皮1枚フッキングと同じような掛り方で、皮が切れてしまったのではないか。
魚は頭のとがったオスのレインボウだったので、たぶん先週やられたのと同じ、居付きの魚だった気がする。
まあ、あの場所ではまた来シーズン、いろいろドラマがあるでしょう。


今シーズンも、このホームリバーではメインロッドとして活躍してくれたScott G2 905/4。
ちょっといたわってあげないと、毎回のフルベンドでそろそろまた折れやしないかとちょっと心配。ランディング率を考えると、6番の906/4でもいいんだけど。

もし来週までに、ほどほどの降雨でいい感じに増水するようなら、もう1回来るかもしれないけど、そろそろウインターレイクの釣りも気になる季節になってきたので、しばらくこの川とお別れかもしれない。

いい川です。今シーズンもありがとう。

Foggy Winter Stream

今週もまたまたホームリバーへ。
先週の釣行からこの1週間、15mm程度の雨が一度降っただけ。
オークランドも、朝晩はかなり冷え込んできました。


今朝は霧が濃く、魚の活性が上がるのが遅れるかも知れない。
川に着くと、水位が下がって、透明度が増している様子。
う~ん、この時期、水温が下がっていくのは仕方がないが、加えて低水位に透明度が高い水色は難しいと予想されます。

まずは先週と同じ戦略で、ドライ&ニンフを主軸に、太陽光が差し込むようであればタイミングを見計らってドライを投入。逆に状況次第では、チェコニンフにスイッチして、水深のあるプールのボトムを探っていくような冬の釣りを追及していく展開もありうる。


今日も中流域にエントリーします。

先週、スタートからすぐにファーストフィッシュが出たスポットは、もうボトムが丸見えになってしまって不発。

続いて先週、サイトでブラウンを釣った、ここのところ好調の緩い流れをストーキング。

今日もレインボーが2匹いる。

アプローチしますが、フライが流れてくると嫌って、スッと横に位置をかえる。

1匹はスプークして逃げてしまった。残りの1匹も何回かフライを流すと、ゆっくり姿を消してしまった。

う~ん、下のニンフより、インジケーター代わりのデカイドライを嫌っているように見える。

やはり低水位に透明度が増して、アプローチが難しくなっている。

次の最近必ず魚を釣っているスポットでも不発。
先週はバラシも入れれば、ココで5発のバイトがあったのに...


ああ、光が欲しい。でも霧がなかなかクリアーにならない。

さらに釣り上がっても、魚からの反応はなし。

スタートから2時間弱釣り上がって、先週いいレインボウにティペットを切られた、水中倒木のスポットに到達。


中流域の勝負ポイント。今日はここでの反応を見て、釣り方の見極め、午後のプランの判断をしていこうと思う。

まずは倒木より下の、水面がほどほどにヨレて流れるベンドのインサイド側からドライ&ニンフでアプローチ開始。

数投でようやく今日のファーストバイト!


フッシュオン!!


やっと釣れた~。38cmとちょっと物足りないサイズだけど、とりあえず1本。下のニンフです。

さあてと。じゃあ次はいよいよ1発勝負の倒木の前だ。

今日こそはぜひとも仕留めたい。

本当はもう少し光が差してきてから攻めたほうが、魚が出る確率は高いと思われるが、それがいつになるかはわからないし。

 
ちょっと一服してティペットを点検、新品の#13アダムスパラシュートを結びます。

 
チャンスは1回のみ。掛けてからのファイトの流れを頭の中でイメージし、いざ第1投。

キャストは1投で決まった。倒木の真ん中よりやや対岸よりにフライが流れ着き、倒木と平行に手前に向かって流れるレーンに乗った直後に、1発で出た!

やや遅いフッキングが決まって、勝負のゴングが鳴った。

倒木の下に入られないように、一気に魚を引きずり出しにかかる。下流側に反転して、流れを下ろうとする最初のダッシュに耐えます。

強引になんとか止めて、倒木を見事クリア。倒木の下流側の深みにいったん魚を落として、そっちで走らせて弱らせるイメージ通りの展開に。

よしっ!今日はもらったか!?

けっこうデカイ50cmくらいのレインボウだ。
そう簡単に弱るはずもなく、手前の浅い側に走って、狂ったようにジャバジャバとのたうちまわる。

ロッドを立てて、強烈な引きに耐えていると、


なんと痛恨ののフックアウト~~~


あああっーーーーマジかーーー!!
外れちゃった~~~


あ~あ~~

また釣りそこなった... もうガックリだよ。。orz

後ろでは牛がモーモーと鳴いて、


やっちまったなあ~、モ~~ってバカにされてるように聞こえました。

脱力モードです。

もう少し釣り上がって、


この流れからもドライに出たものの、これもフックアウト。

フライを#14フローティングニンフに変えるとまた出ましたが、フックに乗らない。

さらにドライ&ニンフに変えて、ニンフにフィッシュオン。しかし、これまたファイト終盤でバラシ。

すでに3発バラシて、ダメモードに突入。

今日はドライに出ても、食いが浅いなあ。


釣り上がりはここまで。引き返そう。でも、ようやく霧が晴れてきた。

車に戻って、ランチブレイク。

チッ、今日はキビシイなあ。。

1時過ぎかあ。上流か中流の下の橋か。

今日は下の橋に行ってみるか?

車で下流に移動。



続く