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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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The Light ②

先週の感触からすると、今日も日中のハイライトコンディション下なら、ドライフライに反応してくれる魚はいるはず。


ここは中流域の最もプロダクティブなセクションの1つ。
とりあえずここはニンフで釣ってしまったので、この次のいいセクションまでしばらく続くストレートな流れに、早めのテンポでドライを打ち込んでいきます。

全く出てこないなあ。。

まあ、ここはいつもあまり出ない区間だからいいか。
一見良さそうでも、やはりストレートなセクションはあまり釣れないものだ。ベンドが続く曲がりくねったセクションの方がいい。


そして前回一番いいサイズのレインボウが出たベンドのプールに到着。
中流域で一番の大場所。

この前のレインボウはプール下の緩い流れからブラインドで出てきたが、今日は出ない。
このタイミングで、少し日光も陰ってきてしまった。

もう少し光が差し続けてくれると良かったんだけどなあ。

次に画像の右になる、ベンドを回り込んで、プールの上から落ちてくる流れに注目。
前回は発見するのが遅れて釣りそこなってしまったが、ココにも魚がいた。

んんっ、前回魚が居たポジションより下の、波だった水面がプールのなじんでいく辺りの少し深いところに、なんとなく1匹いるように見える。

薄っすらとしか見えないけど、たぶん魚だ。

その影の約1m上流に1投でキャストが決まった。

ゆっくりフライが流れていくと、


スーッとその影が浮いてきた。

やっぱり魚だった!


浮上した魚影が、水面ににタッチするかしないかのところでUターンして水底に戻っていく。

捕食音も、波紋さえもほとんど立てなかった。

フライは水面から消えている。

食ったの!?

遅アワセをくれるとフッキングが決まった。

食い方に反してファイトは強烈!!


ランディングしたのはジャスト50cmのレインボウ。



フッキングは、ギリギリくちびるの薄皮1枚。

アブね~、もう少しファイトが長引いていたら、プチッと皮切れてたな。

サイトで魚を見つけてからアプローチしたからわかったけど、ブラインドで狙っていたら、魚が出たことにも気付かなかっただろう。
そのくらい静かなバイトだった。

でもよかったー、今日もドライで釣れてうれしー^^

午前中の反応だと、今日は何本釣れちゃうの?って感じでしたが、午後になって雲ってしまうと、2時間くらい何も釣れない時間が続きます。

唯一のチャンスは


この流れに横たわる水中倒木のポイントで、いいレインボウを掛けながらも3Xのティペットをブチ切られてしまった。

ここは過去にも数々のドラマがあったポイントで、倒木の後ろで出ることもたまにあるが、本命は前。必ずといっていいほどいいレインボウが着いている。ブラウンが出ることもある。

倒木に当たった流れは、川の真ん中に向かって横に逃げていく。上からドリフトさせていって、この木に沿って横に流れるレーンに乗せてやると下からガバッと出てくるエキサイティングな場所。リーダーをコントロールして、どれだけ長く倒木の前にフライを留めておけるかが勝負。

今日も絶対出てくるはずと思っていたけど、反応がないのでダメかな~とあきらめかけた10投目くらいで、倒木の下からデカく開いた口がヌーッと出てきて、いわゆる”縦パク”でアダムスパラシュートに襲い掛かってきた。

このポイントでの問題は、ほぼ確実に倒木の下に入られてしまうことで、ランディング率は50%いってないと思います。
今日もまたやられてしまった...

この後けっこう長い距離を釣り上がってもいいサイズの魚は出ず、引き返しながら要所要所でキャストして、

 
ようやくレインボウが1匹。
小さい頭のかわいい顔つきのヤツだけど、これでも44cmある。フライは同じく#13アダムスパラシュートで。
これも静かな出方で、次に投げるスポットを見ながら視界の端でフライを追っていたから、

んっ、出た?

くらいにしかわからなかった。

午後はパッとしないけど、ドライでも2匹釣れたし、まあいいか。

時計を見ると午後3時。

ビミョウに時間が余った。

今から上流に行ってもそんなに時間がないし、今日は中流でやりきろう。

車で少し下って、別のセクションを釣ってみても反応なし。

最後にドライ&ニンフに戻して、4時半くらいまでやって上がろう。

あと1本釣りたいな~とネバっていたら、終了間際に待望のバイト!

 
この日最大レインボウの51cmが下のニンフを取った。


恐竜っぽいイカツイ顔のオス。
さっきの倒木ポイントで、下からヌーッと出てきた口もこんなタイプのオスの魚だった。



この魚もこんな込み入ったところで掛けたから大変だった。川の真ん中に流れついた枝のたまりの向こう側、対岸との間にいたけど、どうにかランディングに成功。


よし、これでちょっとやり返したぞ。


今日1日釣りをして、魚がすごく光を求めてるように感じました。

やはり初冬のこの時期、前回釣行から続く魚の着き場にしてもそうだし、ハイライトのコンディション下の方が明らかに反応がよく、朝夕や日中でも曇ってしまうと特にドライフライには出ない。出ても水面まで浮上してくるのがやっとという感じで、バイトシーンがすごく静かだ。
今日ドライで釣った2本のレインボウの出方が、ドライフライシーズンの終わりを物語っていた。
何か魚の行動が、光のコンディションに支配されているということを強く感じました。

釣果の面ではもう大満足。トータル8本で、ブラウン、レインボウ共にサイトでいい魚を仕留めることができたので言うことなし。

こりゃ~、来週まで大雨で状況が変わらなければ、また来ちゃうかな?
楽しすぎだな、これは。(笑)
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The Light ①

またまた来てしまいましたホームリバー。

日本から来た友人たちも旅を終わらせて帰国したので、今日は久しぶりに1人で、この川とじっくりと対話しながらの釣りを楽しんでみたいと思う。

戦略的には前回と同じ。チェコニンフは封印し、まずはドライ&ニンフで反応を見つつ、光が川に差し込んできたらタイミングを見計らって、ドライフライを投入してみたい。

9時過ぎに釣りをスタート。

中流域のエントリーポイントで、開始から数投でいきなりのフィッシュオン!
下のニンフを取ってきた。


強烈な引きで、5番ロッドでの限界ファイトの末、ランディングに成功した49cm。

 
いいなあ~。幸先のいい出だし。

次は川を渡って、前回釣行でファーストフィッシュが出た緩い流れを凝視してみる。

いるいる、今日もいる。


背中の黒っぽい50cmくらいのと、はっきりは見えないけど、もう少し小さめのグレーっぽい影も魚かも。

当然、デカイ方を狙っていきます。


全く反応しない。


魚の鼻先をニンフが通るように流しても完全無視。

少し外したレーンも流してみる。

と、ドライが引き込まれた!

ヒット!

やっぱりグレーっぽく見えてたのも魚だった。小さいほうが食った。

コイツもなかなかの引きで、なかなか寄せられない。

何とか魚をいなしにかかるとスポッと外れた~~


あ~~、またフック伸ばされた。ミディアムワイヤーでもNZレインボーの暴走にはこのありさま。仕方ない...

デカイ方はまったくポジションを変えずにまだいる。

しつこく流し続けても、相変わらず反応しない。
あきらめて次行くかと思ったが、最後にちょっとニンフのカラーを変えてみる。

コッパービーズに明るいブラウンのニンフから、ブラックビーズにダークブラウンのニンフにチェンジ。

すると、2投目で、魚の横を通過したニンフを追いかけるように、急に魚が下流側にUターンした!

食ったか!?

アワセを入れるとフィッシュオン!

流芯に張り付いてあまり走らない。

これはたぶんブラウンだな。

グイグイとゆっくり重たい走り方。

チラッと魚が見えた。

やはりまあまあサイズのブラウンだ。

焦らず慎重にいなして、

 
ランディングに成功!



ちょっと細身だけど52cm。なかなかいいファイトをしてくれたブラウン。

カラーチェンジ利いたなあ。変えてからの1投目は狙ったレーンを少し外していたので、実質1発で反応したと言ってもいいだろう。
ブラウンのセレクティブな一面を、改めて垣間見た。

よしよし、今日はスタートから1時間も経たずして、レインボウ、ブラウン共にいい魚が捕れてしまって、またまた楽しい1日になりそうじゃないか。

釣り上がります。

スタート時は曇りでパラッと雨も降ってきたけど、前回ドライにブラウンが出たポイントに差し掛かると天候が好転。日が差してきた。

前回ブラウンが出たのと全く同じところから、今日も


ちょっと小さいけど、41cmのキレイなブラウン。
これも下のニンフにバイト。

この時点で確認できたことは、今日も魚の着き場、狙いどころは前回と全く一緒。
ザラ瀬とその下のプールの間にあるような、浅めだけど浅すぎない、ひざ下くらいの水深のゆったりした流れや、ベンドのインサイド側のサンドバーのボトムがぼやけて見えるくらいのところ。

そろそろ前回ならドライフライにスイッチした時間だけど、今日はまだな気がする。

まだ、ドライ&ニンフのドライに絡んでくる魚が居ないこと、
前回釣行から2回ほど雨が降っていること、
今朝の気温が低かったこと
などから、なんとなくまだな気がするのだ。

もう少しドライ&ニンフを続行してみます。

それからすぐに、2回不完全なフッキングで落とした。いずれもニンフ。

ここでティペットを結び代えて、ニンフも新品に交換。そして。。


今日の4匹目。完璧な魚体のレインボウ46cm。
キレイな魚だあ。。


あの爆発的な推進力を生み出す、でかくて強靭なヒレ。
暴力的なパワーの、川の弾丸です!


最近、サボってストマックをチェックしていなかったけど、今日はきちんと釣果を追及するためにコンテンツを採ってみよう。


ピューパ、ニンフ、スカッドのようなものを食っている。スカッドというか、ダンゴ虫かな?


そして、同じ流れからもう1発!!


G2が伸されるーー!
やばい折れそう~~ でも止めないと対岸のボサに突っ込まれる~

 
これまた超キレイな45cm。

 
ヒレも色も文句の付けようがない。


初冬のやわらかい日差しを浴びて、キラキラと川の宝石のように輝いてます。



2本のレインボウはこの流れから出た。

ココまで5本の魚がすべてニンフで。

11時20分。よし、もういいだろう。

やや遅れて、またしても#13アダムスパラシュートを投入!


ちょっと長くなってしまったので、

次回に続く...

Fun Fly Fishing in NZ

日本から来た友人たちも明日が最終日。
自分も今日は時間が空いたので、最後にもう一度一緒に釣りをしようってことで、再び出撃。

今日は久しぶりにホームリバーのトラウトストリームに行きます。
自分自身もこの川は5ヶ月ぶり。友人たちは朝Rotoruaで軽く釣って、昼過ぎに合流の予定なので、それまでしばらく来てなかったこの川の様子を見ながら、1人で釣ってみよう。


今シーズン前半、比較的安定していた中流域にエントリー。

そろそろ冬の初めだけど、去年のこの時期、アングラーが少なくなってプレッシャーの低くなったこの川のドライフライゲームは思いの他良かった。
今日もまずはドライ&ニンフで反応を見つつ、気温が上がってきたらドライでいってみたい。

釣り開始からまもなく、浅く緩い流れの中にレインボウを発見。
いいところにキャストが決まると1発で下のニンフ食った!


43cmくらいのまあまあサイズ。
まずは快調な出だし。

このあとも赤ちゃんブラウン、レインボウがポツポツとニンフに掛る。

今日は天気が崩れる予報だけど、10時半くらいになると予報に反して日が差してきた。

よし、このタイミングでドライフライを投入します。
フライは去年のこの時期に反応が良かったTMC102Y#13に巻いたアダムスパラシュート。
このフックの1XFワイヤーがNZで許せる範囲のギリギリの細さですね。これ以上細いものは掛けても魚が取れないので使わない。

定番のスポットでも、水深のあるプールでは魚が出ないようだ。

1本目が釣れた様な、プールの上にある緩い浅めの流れを狙ってみる。

そして。。。


出ました!40cm欠けるくらいのちょっと小さめだけど。

ハイシーズンのような勢いのある出方ではなく、ゆっくり浮いてきてパフッとくわえる感じ。

次は同じ流れから、流し終わりギリギリで  

アレッ、出た??

みたいな地味な出方でのってきたのは、


50cmをちょっと欠けるくらいのブラウン。

 
そういえば久しぶりのNZブラウンだなあ。


よしよし、これは楽しいぞ~。かなり楽しいぞ~~。


パターンが見えてきた。
今日はプールではなく、ザワザワした水面の流れでもなく、比較的フラットな緩い流れの浅いところに魚が居る。
つまり、普段ならやらないでスキップしてしまいそうな、一見どうでもよさそうなところ。


4本目はブラインドで46cmのレインボウ。
ゆっくり浮いてきて、バイトシーン丸見えだった。


5本目はサイトで。同じタイプの浅い流れの中にたたずんでいるの発見して、1発でバイトした44cm。


相変わらず魚キレイだし。もう楽しすぎ^^

この後、この調子なら間違いなく釣れるだろうと思っていたスポットにさしかかったところで、上流から濁りが流れてきた。

なんだろう?ファーマーが牛を対岸に移動させるとき、あの巨体の牛が30頭とか川を渡ると、突発的な濁りが発生することがある。

それかもしれない。

この濁りのせいか、確実の釣れるはずのこのスポットから魚が出なかった。

そろそろ友人たちと合流の時間なのでいったん上がります。

軽く3時間弱、アダムス1本で通しました。


12時半に友人たちが到着。

中流域を少し休ませたいのと、あの濁りが気になるので、先に濁りが引くであろう上流域を先に釣ってもらいます。

すぐにチビトラウトがポツポツと反応するものの、いいサイズが出ない。

途中浅いところにいたブラウンがスプークして、バァーっと走っていくのに何度か遭遇。
かなりの距離があっても、気配を感じ取られて難しい。

上流に行くにつれて、少しずつ濁りがきつくなってくる気がする。

反応が悪い原因はこれか?

2時間くらいやって、ようやく41cmのレインボウが友人のドライに出てくれて一安心。

さらに釣り上がると明らかに白濁した水色になってきた。

ダメだこりゃ~~

これはどうやら牛が渡った濁りじゃなさそうだ。もっと継続的に濁りが流れている。
ファーマーがブルドーザーで掘ってるのかもしれない。

引き返して中流域のエントリーポイントに戻ろう。


再び中流域。

規模の大きいベンドに3人で分かれて入って、自分もちょっと投げてみる。
ゴボッとよさそうなのがアダムスに出たけど、フック伸ばされた。。
次の1投でまたしても出たものの、完全にフッキングせず。

あとは誰も反応なし。
午前中良かったスポットも全く出ません。

濁りは上流より全然マシだけどなあ。
この時期のドライはやっぱりハイライトの気温の高い時間帯かな。
イブニングはちょっとキビシイかも。


残り少なくなったNZでの時間を惜しむかの様に、最後までネバリ強くキャストを続けました。

残念ながら、午後のいいサイズは1本のみで終了。
午前中のいい状況が続いてくれれば楽勝かと思ってたけど、なかなかうまく行かないものだ。

でもすでに十分すぎるくらいの釣果を上げることができて、大満足の旅になったようです。
北海道に3回行く旅費を貯めて、NZに来ちゃったほうがいいと言っておりました。

やっぱりNZのフライフィッシングは楽しい~

デカくてキレイな魚釣れてうれしい~

やめられな~い


さあ、来年はいつにする??(笑)







Friends coming over from Japan

日本から友達がやってきました。
最初はワーキングホリデーでNZに来て、NZのフライフィッシングのおもしろさにはまってしまい、毎年1回日本から釣りにきます(笑)

今年は去年とはまた違う同行者と2人できて、1週間釣りまくって帰る予定のようです。

日本人プロガイドのK氏も合流して、4人で釣り場へ向かいます。

まずはRotoruaに向かう途中にあるトラウトストリームで軽く2時間ほど遊んじゃう。


ここはトーナメントウォーターとしても使われている川で、


サイズは小さいけど、こんなのがたくさんいます。


やっぱりNZの川は最高だな~


Rotoruaに到着!


さあ、今度はデカイのを釣ってもらおう。



 
今日ははるばる日本からやってきたゲストにメインで釣ってもらって、
夕方は自分もチョイチョイ釣らせてもらった。


夜はRotoruaの街でみんなで食事。これは食後のデザート。


2日目はレイクの自分がよくやるポイントに案内して、レイクの釣りも楽しんでもらいます。


いつものスポット。あんまり反応が良くなかったけど、ポツポツとは釣れてくれた。

午後は雨になってしまったけど、3人で川をシェアして、十分楽しめました。


今回は写真を人に撮ってもらったので、自分の魚の写真はまた次回に。

自分は2日で上がってオークランドに戻ります。
2人は明日からK氏のガイドフッシングと、2人だけのフリーフィッシングであと4日ガッツリと釣り。

あとはいいブラウンが釣れれば完璧な旅になりそうです(笑)。