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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Season 2015-2016 Ends

しばらく更新していなかった間に今シーズンもラストの週末になってしまった。

今年の秋は降雨量が少なく、ほとんどの川がローフローのままシーズンを終えようとしています。


ホームリバーもいまだに夏の渇水期と変わらない水量のままで、まあそれなりには釣れるものの、何だかパッとしまわないまま今年は終わってしまった。


それでも秋のホームリバーはやはり美しい。

こんな状況の中、この秋にはまっていたのがSAGE ESNを使ったドライフライの釣り。

自分のESNは最高番手の5wt、5100-4ですが、そのネーミングの通り、チェコニンフに代表されるようなEuropean Style Nymphingのためにデザインされたこのロッドでなぜドライフライなのか?

それはこの10ftという長いレングスがいいんです。

プラス1ftのエクストラリーチがメンディングを容易にしてくれるし、このロッドの"supple"なティップがファインティペットをよくプロテクトしてくれるので、繊細な釣りに向いているのだ。

そんなこのロッドの特性が最も発揮されるのがズバリこの川、


かの有名なMataura River!

秋のMatauraはメイフライパターンのドライに反応がよく、メインのパターンは#16-18のCDCダン、CDCフローティングニンフ、スペントなどで、ティペットは5X。

広く太い一本流れのMatauraの下流域で、手前の少し早い流れに乗るフライラインをメンディングして、その向こうの緩いフィーデングレーンにドライフライを流したい。フライのサイズは小さく、ティペットも細い。

こんな状況下ではやはりロングロッドのアドバンテージが大きく、まさにESNにピッタリ。

10ftという長さからくる持ち重り感というデメリットより、その他のメリットの方が明らかに上回っていて、ESNが素晴らしいドライフライロッドになる。






広いMatauraのブラウンは遠くまでよく走るので、このロッドの7wtくらいの感じの強力なバットパワーもありがたい。


Matauraといえども、ライズのない時間帯はやはりニンフィングも必要になってくるが、80-100cmくらいの長めのドロッパーを使ったキャストしにくいドライ&ニンフのシステムをキャストするにも10ftのESNはいいです。





この川では、ニンフを沈めて食ってくるやつの方が3lb以上のデカめのヤツが多いですね。

 

ドライでは38-43cmくらいの2lbクラスが中心ながら、状況がハマルと数はけっこう出る。



水中撮影もしてみました(笑)


 
それにしても、このMataura Riverの魚の濃さはやはり圧倒的だと言わざるを得ないだろう。
この流れの中に無数のブラウントラウトが潜んでいる。



ホームリバーでも、この秋はESNを持ち込んでドライとドライ&ニンフで釣り込んだ。



Matauraのブラウンとはまた違った、Otagoのブラウン。綺麗なオータムカラーの魚だ。



数、型ともに去年ほどの釣りは出来ない状況ながら、レイトアフタヌーンの午後3-5時くらいににはそれなりのドライフライアクションがあって、チャンスが訪れる。

フライはここでもCDCを使った#16のメイフライパターン。


この川の秋のブラウンは本当に美しいと思う。

 
これくらいの3-4lbクラスが出てくれれば、今年にしてはいいほうだ。


今シーズン最後のホームリバー釣行。

 
夕暮れ時の最後に出てくれたいい魚。


ラストを飾るにふさわしい魚が出てくれて、いい形でシーズンを終えることができた。

とまあ、こんな感じで渋いながらも、結局あちこちで釣りまくっていたわけですね。

Matauraに関しては、5月末まであと1ヶ月とシーズンが残されている。現状ではローフローのままなので、大雨がなければもうしばらくの間は秋の釣りが楽しめそうだ。

このまま行けば来週の釣行もたぶんMatauraになるだろう。


Tight Lines!
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