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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Learning about Otago Fisheries

いや~、やっぱり南は寒いです。


昨日朝起きたらなんと車に雪が積もっててビックリ!

もう春だし引っ越して来た時は暖かかったから、もう雪はないと甘く見てた。

ここ1週間くらいはずっと天気が悪くてめげる。日本の3月上旬みたいな感じですね。

ところで、インターネットでリサーチしていたら、DunedinのシティにFISH&GAME NZのオフィスがあるようなので、今日昼休みにちょっと行ってみた。

ええと、Hanover StとHarrow Stのコーナーってことだけどどこだ?

おっ、あったあった!


NZの釣りとハンティングを統括しているカウンシル、FISH&GAME NEWZEALANDのDunedin Officeです。

 
釣り場ではおなじみのANGLER ACCESSの看板が。これを街中で見れるとなんだか嬉しくなるなあ。


つかつかと入っていってみる。



ここに来た一番の目的は、


THE GUIDE TO TROUT FISHING IN OTAGO、コレコレ。

Dunedinがあるこの地方は、NZのOTAGOというリージョンなんですが、これはOTAGOリージョンのトラウトフィッシングのガイドブック。

こいつを手に入れたくてここへやってきたのだ。

対応してくれたオフィサーにAucklandから来たばっかりなんだというと、親切にいろいろ教えてくれて、


おなじみのパンフレットもOTAGOの川、レイクのものをたくさんもらってきたし、


Spot X Freshwater NEWZEALAND、これもまあまあ使えるガイドブックなんだけど、本屋で半額の$19.99だったから購入。

かなり情報収集が整った。

あとはこのブログのSuppot Gearのページでも紹介しているバイブル、TROUT FISHING GUIDE / JOHN KENT著のSOUTH ISLAND版を入手すれば完璧だ。

あとは実際に釣りに行ってみるしかない。

なんとなくだけど、まず釣ってみるべき川が10本ほど見えてきた感じです。



2014-2015シーズンのライセンスもオンラインで購入。2012年は$120、去年は$121、今年は$2値上がりして$123。まだ安いです(笑)

今年から海外から来るビジターや、NZに住んでいてもワークビザで働いていたり、ワーホリの人たちは
$160のNon-Resident Licenceを買わなくてはならなくなりました。

プラスティックのカードはまだ届いてないけど、それまではこのPDFファイルをプリントアウトしてサインして持っていればOK。


今シーズンのライセンスの写真は、このFISH&GAME NZの機関紙の表紙と同じコレ。

フライタイイングもしなくては (汗

スカスカになっていたニンフボックスも頑張って埋めて、


メインは満タン、サブのボックスがあと少し。

今シーズンは南に来て、メインのターゲットがレインボウよりブラウンになるので、ダークなナチュラル系が多め。2シーズン北を釣り込んだ感想として、ブラウンはアトラクターよりナチュラルなほうが食う気がしているので。

まあ、あくまでも個人的な主観ですが。


シーズン初期のブラウンのために、ストーンフライを意識したダークな色調のこんなチェコニンフも巻いている。

Dunedinに来てすぐ、仮のテンポラリーな住まいから仕事に通い始め、同時にネットで正規の住まい探しをしてとやっていましたが、まあまあいい物件が見つかったので不動産エージェントと12ヶ月のコントラクトを結んだ。

バタバタと忙しい初めの2週間だったけど、明日そっちに引越しをして、ようやく落ち着けます。

いよいよ新シーズン開幕間近!

早くも自分にとってはNZ3シーズン目になるわけだ。

もう戦う準備はできている。

次の日曜は9月28日でまだオフシーズンだけど、どこかしらウィンターフィッシングOKの場所に行ってこよう。





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Moving on!!②

2日目の朝フェリーで海峡を渡ります。


これがNZの北島ー南島を結ぶ Inter Islander というフェリー。


いよいよ我がCR-Vでボーディングだーー!

車でフェリー乗るのは何気に人生初だったのでちょっとドキドキ。


Good Bye North Island !!


3時間の船旅です。


やっと南島北端の町、Pictonに到着。よーし、降りるぜーー!


ついに南島に上陸~~。ガンガン行くぞーー


今日も快晴だ。
 

南島でまず感じたのは北島よりドライだということだ。


湿っぽいけど水が豊かで、グリーンが青々している北島と違って、風景も空気も乾燥している。


またまた1号線をひたすら行く。


おおっ、海沿いに出た!


イーストコーストの海岸線だ。

すーげーキレイだな~~


おもわず車を止めた。

自分はサーフィンやらないけど、バス釣り仲間にはサーファーが多い。
これサーファーにはヨダレモノの波なんじゃないだろうか?


海沿いをずーっと南下し続ける。

17時ちょっと前にChristchurchに到着して2泊目。Pictonから約350kmだった。

翌朝、Christchurchに来たらどうしても行ってみたいところがあって、出発前にまずそこへ。


これがPaper Cathedralだ。

2011年、2月にChristchurchを襲った大地震で街は甚大な被害を被った。
町の中心地にあるこの大聖堂もほぼ倒壊したが、国際的な日本人建築家、坂茂氏の設計によって立て直された。


この建物はダンボールのパイプが建材として使われている。
そう、紙でできた大聖堂だから、"Paper Cathedral"とか"Cardboard Cathedral"と呼ばれているのだ。

再建計画当初、この坂氏特有のダンボールパイプを主建材とする設計を疑問視する声もあったそうだが、完成したこのCathedralの素晴らしさに多くの人が感動しているということだ。
自分も今年の2月ごろ、たまたま日本に帰国していた間にNZの特集番組をテレビでやっていてこの建物のことを知り、Christchurchを訪れる機会があったらぜひ見てみたかった。


建物内部はダンボールが反射した自然なやわらかい光に満ちていて、とても”Peaceful"な雰囲気が素晴らしいです。


こんなに早く、ここへ来る機会がめぐってくるとは思わなかったなあ。


さあ出発だ。最終ゴール、Dunedinに向けてラストスパートいってみようか。



ついに道路標示にもDunedinの地名がでてきた!


1号線をAshburton,Timaruと通過。


Dunedinまであと160km!


もう休憩無しで一気に行ってしまえーーー


そして、ついにDunedinに到着だーーーー!!


トリップメーターは一回りして389km、つまり1389km。
途中、無駄に走り回った距離が30kmくらいあるから、実際は1350kmくらいだな。
予想より総走行距離は50kmほど短かったけど、いや~~、遠かった。長かった。


愛車CR-Vは家財道具、おびただしい量のフィッシングギア、少しの仕事の道具(笑)とギター2本で超フルローデッド。後ろサスの沈み込み具合が。。
助手席まで使って無理やり詰め込んで、リヤガラス越しには何も見えない状態で、後方視界はサイドミラーのみ。
この状態で1400kmの道のりをよく頑張ってくれた。

出発前には次の6ヶ月の車検も取った。
バッテリーのマウントステーが錆びて完全に腐り落ちて、バッテリーの下を通っているエアコンのパイプでバッテリーを支えているような感じになっていて、上からも針金で吊って補強したりしていたものの、いつか直さないとマズイとずっと気になっていた。
南島に移動すれば知っている車屋もいないし、次回以降の車検が通らないとよろしくないので、今回ついに修理を敢行。


中古のパーツを取り寄せてもらって、錆びてバイスプライヤーで抓むこともままならなくなっていた4本の取り付けボルトに延長ボルトを溶接してもらいながら何とかはずしてもらい交換に成功。


いい感じに腐ってました。ボロッボロだ(笑)
フラットメイトが車のメカニックでラッキー!

この車を買ってからもうすぐ2年だけど、48000kmくらい走った。
まだまだいけそうだ。あと2年くらい頑張ってほしいな。



飛行機で短時間で移動は便利だけど、たまにはこういう旅もいいモンです。

3日間とも最高の天気でトラブルもなく、NZ縦断を満喫できました。

きつかったけど楽しかったーーー!

来週からさっそく新しい仕事が始まる。釣りのシーズンは北と同じく10月からで、まだ少しの間お預けだけど、待ちきれないのでウインターフィッシングOKのレイクでも探して行ってしまうと思います(笑)

Moving on!!

昨日はChristchurchから更新しましたが、今日は1400kmの引越しの様子を。
 

Aucklandからひたすらステイトハイウェイ1をDunedinまで南下。

1日目:先週も釣行したTaupoの南、Turangiを抜けて北島南端の都市Wellingtonまで。
2日目:朝フェリーで南島のPictonという街に渡って、午後は東海岸沿いをChristchurchまで。
3日目:朝Christchurchを出て、一気にDunedinまで。

1日目が走行距離が一番長くてハード。2日目はフェリーの航行に3時間かかるのと、その乗り降りにも時間をとられるので半日しか走れない。3日目は南島をひたすら南下するだけだし、距離もそれほどではない。
終わりに向けてだんだん楽になるスケジュール。


新たな旅立ちの朝は気持ちのいい快晴。


2週連続でまたまたTaupoに向かう。


Taupoが見えてきた。

Turangiの街までAucklandから320km一気に走ってランチブレイク。
さあ~、今日のゴールWellingtonまであと半分。行くぞーー。


Taupoの南、デザートロード。今回の旅で、一番の難所だと考えていたセクションだ。
冬には通行止めになることもしばしばなので、ここを午後の一番暖かい時間帯に走るスケジュールを組んだ。

今日は気温も上がって心配には及ばなかった。


トンガリロ山が見えてきた!
 

うおぉーー、すげーなー


富士山のようななだらかな線ではなく、もっとゴツゴツした山だ。


ここを通るのは最初で最後かもしれない。これはけっこう貴重な体験。
 

そして再びファームの景色に。


どんどん行くぞー。


 

ずーっとどこまでも1号線を行く。


Wellingtonまであと148km。かなり近づいてきたっ!


それにしても素晴らしい天気。


ついに海沿いに出た。Wellingtonが近いぞ。


初日のゴール、Wellingtonに到着。Aucklandから約640kmだった。


続く...




Brainwashing Society

今週は、現在Aucklandでしている仕事の退職の手続きやらで釣りに行けませんでした。

Dunedin行きを着々と準備中。


ところで、今日は釣りとは全く関係のないお話。


「予定調和」という言葉をご存知だろか?

調べてみると、

イレギュラーな存在が現れようとも最後には全体として調和のとれた状態、またはありふれた状態になることや、ありふれた状態になることが予想できてしまうことを意味する語。
例として、「この物語の結末は予定調和であった」のように使われる。

ソース:実用日本語表現辞典
http://www.weblio.jp/content/%E4%BA%88%E5%AE%9A%E8%AA%BF%E5%92%8C

とある。

おもいっきり簡単に言ってしまうといわゆる”デキレース”といってもいいだろう。政治などでもあらかじめ決まった結末に向けて筋書き通りにストーリーが進んで、予定通りに収束する。


自分がチョコチョコと訪問する、とある社会問題系ブログにいつも鋭いコメントを寄せる方がいて、その方が「AKB総選挙」についてこんな事を言っていた。

 
 この「AKBという普通の女の子の集団」と「現在の政治家の集団」は非常に似ている。両集団に共通しているのは「卓越した存在がいない」ということ。普通か、それ以下の人々を寄せ集めてスポットライトを当ててショーアップし、優れたものを絶対に見せないようにして、凡庸なものの中からトップを国民に選ばせる手法。これを当たり前にしていけば、国民は本当の美人、優れた人格者がいても自分では評価できず、何でもいいからテレビに出てくるバッタもんの中から選ぶということに慣れてしまう。

 きっとAKBという存在は社会実験、あるいは社会誘導の手段として使われていると思う。国民に、極めて良いものの中から厳選するということをさせず、与えられたありきたりものの中から選ばせる。AKBは予定調和社会作成ツールだと思う。

 「予定調和」と検索を入れると、「予定調和 秋元康」と勝手に出てくる。彼は「予定調和をぶっ壊す」などと言っているらしいがそうではない。彼は「予定調和の作成者」そのものだ。
一流品でないものを集めて提示して、その中から選ばせ、選んだ人々をして良いものを選んだ気分にさせる。
 
 そこに立つ資格のないものをそこに立たせるためには、優れた資格者を見せてはならない。
現在の日本の政治家の劣化はAKBの選挙とリンクして進み、愚鈍な人間がトップに立てるという予定調和は完成した。



ということです。

う~~んと思わず唸ってしまった。なんと鋭い考察だろう。

このAKB総選挙というくっだらないイベントは、ちょうど自分が日本を離れた頃から始まったようで、一度もこれをテレビで観たことがないんだけど、インターネット上の情報からでもその胡散臭さ、くだらなさ、マスコミのバカ騒ぎっぷりのアホさは十分伝わってきていて、とても気分の悪いものを感じていた。そもそもこのAKBというグループの存在自体も。

だから自分もこのAKBの存在の背景には何かありそうな、胡散臭さの本質は感じ取っていたけど、正直それが何なのかはわからなかった。

ところが、その得体の知れない何かをここまでキッチリ言語にして語ってもらえると、

ああーー、そうだよ!まさにそれそれ!!

と非常に納得。目の前のモヤモヤをすっきりと晴らせていただいた気分になってしまった。

本当にその通りだと思う。

今の日本の政治事情そのものじゃないか。
現在の政治家の愚行はもはやどうしようもないところまできている。
しかし、いい政治家を選ぼうにもいない。仕方なく与えられたチョイスの中から選ぶしかない。
よくない選択であっても、自分の投票した候補者が当選すれば、勝ち馬に乗った心境で、なんとなく良い選択をしたような気分になってしまう。

AKBという仕組まれた愚民化促進のための社会現象。

その拡散ツール、テレビで国民を思考停止、選択停止に。

恐るべき一億総洗脳社会だ。





        
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