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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Another nice winter rainbow

今週は日、月曜日共に天気の悪い自分にとっての週末。

ひどい雨ではないけれど、太陽の日差しが全く無くてちょっとブルーな感じでした。

気温もまたグッと下がって真冬に逆戻りです。

日曜日は昼からの半日釣行。

 
ビッグリバーのまだ釣ったことの無い区間、下流域の上の方にトライしてみた。


たまに手前の浅いところで小さそうなヤツが跳ねたりして、魚っけはあるんだか。。。


完全沈黙でバイトなし。



後半は別の川の河口域、英語では "estuary" というんですが、にもトライ。去年の9月にも一度見に来たことがある。ここはクリスマスくらいからの夏にシーランナーが差してくると夜釣りでいいのが釣れるポイントだということだ。

やはり時期が早いのか全く気配なし。

キャス練で終わった1日でした(笑)

月曜日は用事を済ませた後、昼過ぎから3時間ばかりやろうって感じで先週レインボウの釣れたDunedinのラグーンにまた行ってしまった。


最近ここはそこそこ釣れてる様子で、FacebookのOtago Anglers AssosiationのページでもDunedinのローカルアングラーたちがここで釣った写真や動画をちょこちょこアップしてます。

先週は土砂降りだったけど無風。今週は自分の右側からの風がけっこう吹いている。

まあ、ウイークサイド(自分の左側)のキャスティング練習にはいいでしょう。

ここでの釣れ方は、浅くてはっきりしたブレイクラインが無いので、魚が広範囲にグルグルとよく動いているような印象。

スクールというよりは、いいやつが単独でエサを探して回ってくるのにうまく合えば釣れる感じ。

だから全然気配なしからでも、来る時は突然来る。

ひたすら投げ倒します。

はじめの1時間半くらいは何もなかったが、リトリーブ中に絡んできて2回ほどフライにタッチした後の追い食いでゴツンときた1発目!

フッキングするとかなりの重量感。


なんかデカイみたい。。

久しぶりのリールファイト。かなりの暴走だな、こりゃ。

いいサイズのレインボウだ!


ランディングに成功。


反対側も。


ほぼパーフェクトな魚体の4lbジャックで、53cmあった。


久しぶりのナイスファイターだった。

小さな釣り場だけど、4lbくらいまではいるって聞いてたけどホントでしたね~。

この後ネバってもう1発バイトがあったけどフッキングせず。
次のキャストでたぶん同じ魚がもう1度バイトして、一瞬のったんだけどフックアウトしてしまった。

その後はネバってもバイトなしで終了。




ところでスカジットスタイルのキャスティングの練習を始めてから6週間が経ちました。

週に一度だけど、毎週釣りをしながら1日か2日、スカジットを投げ込んで、特に左側のウイークサイドはなかなか自分で納得できていなかった。良くはなってきているんだけど、なんだかまだしっくり来ないといった感じだった。YouTubeの動画などを教材にしながらの自主練だし。

そんな感じだったんですが、今週ようやく、ウイークサイドのキャスティングがかなり気持ちよくディスタンスも伸びて、パンチの効いたタイトループが安定して繰り出せるようになって、コレというものを掴んだ感触がありました。

ちょっと時間がかかったけど、自分にとっての壁を打ち破るきっかけになったのはこのOPST Commando Headの動画の中でのEd Wardの解説。


この動画の最後のほうで(6:39くらい~)Ed Wardが言っていることを要約すると、キャステイング全体を通して、ラインのテンションを損なうことなく保てていればロッドをフォワードに動かし始めると同時にラインもすぐフォワードに動き始めるからずっと少ないエネルギーで済む。
スカジットキャストの流れの中で、ラインのテンションを失ってしまえば(アンロードの状態)、フォワードストロークに入ってもまずラインシステムがリテンションされてからでなければラインはフォワードに動かない。
つまりせっかくのフォワードストロークのほとんどが、ラインシステムをフォワードに動かす前にリテンションすることに使われてしまうということです。

まあ、当たり前の事というか、今更といえばそうなんだけど、やはりこれはものすごく重要なことで、自分のキャストが上手く行っていない時はまさにこれだった。

ではどうすればいいのか。自分の場合は意外にも簡単なことでスローダウンして力を抜くことでした。

このEd Wardの言っていることを自分のウィークサイドのキャストの中で再確認してみよう。しっかりとした”Continuous Load”を感じるために距離は投げなくてもいいからゆっくりやってみようと思い立って、ゆっくりしたスイープから十分なローディングを感じ続けてターンオーバー、軽くフォワードストロークといった感じでキャストアウトすると、フォワードストロークはほとんど力を入れていないにもかかわらず、タイトループがズバーンと飛んでいって、フライも完璧にターンオーバー。30mは投げてないと思うけど、25mくらいを安定していい感じに投げることができた。気持ちいいです。楽しいです!

今日の魚もそんな流れの中で釣れたもの。

風向きもあったけど、左側80%、右側20%くらいの割合でほとんど左のウイークサイドでばかり投げて3時間半くらい釣りをした。

キャスティングが進歩してくると、自分のスイッチロッドScott L2H 1106/4とラインRio Skagit iShort 350grのマッチングはすばらしく合っているということもわかりました。ティップはRioのScandi Short Versi-Tip(485gr)に付いていた10ftのReplacement Tipの8wt(85gr)を付けてます。Light MOW Tip(85gr)とほぼ同じウェイトですね。Scottの推奨はSkagit320grてことでそれよりは重めだけど、全然いいフィーリングですよ。ディープなローディングが好みの人ならもう少し重めでもいいくらいではないでしょうか。

ちなみにRioのリソースではこのロッドの推奨はスカジット375-425grで、Scottのそれより全然重め。AirFloではSkagit Compact,Skagit Switchの420grとなっています。

そろそろ冬も終わるし、まだフローティングのスカジットラインを持っていないのでそろそろ買わなくては。やはりOPSTのCommando Headが欲しいですね。

OPSTのオンラインショップで買おうと思っているんですが、NZドルが対米ドルでジリジリと下がってきてしまって、今はあんまりいいタイミングじゃないんだよなぁ。。
今年の5月くらいまではまあまあいいレートだったのに。

う~ん、どうするか悩み中。。。

それではまた。


Tight Lines All!
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