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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Huge Rainbow, Record Breaker!

先週末は日、月曜日共に雪がちらつき、冷たい南風が吹き荒れて最悪の天気だった。

いちおう最近たのみの釣り場、近場のラグーンにちょっと様子見で行ってみたものの完全ノーバイト。
あまりの寒さに短時間で終了。

その一方で、温存していた1泊遠征の用意を少しずつ進めていた。

まずはようやくフローティングのスカジットヘッドを購入。


ダブルハンダーSAGE ONE 7126-4用がSAのSKAGIT EXTREME520Gr。


スイッチScott L2H 1106/4用がAIRFLO SKAGIT SWITCH360Grです。


以前書いたDunedinのMOW TIPが安く売っているショップで、Level Tのコイルパックも安くなっていた。$80がなんと$30に!ちょっと安すぎないか?ブレイデッドループが3本付いてるけど、それだけでも$10くらいはしそうだけどなあ(笑)
とりあえずT-14を買ってきた。

コレでダブルハンダー用のシンクティップを作るのだ。
比較的重めのヘッドを載せているので、早く沈むシンクレートのティップが欲しいけどティップの重量は重過ぎないようにしたい。なので10ftよりちょっと短めにしてみよう。
T-14ということは1ftあたりの重さが14grainですね。したがってこれを8ftにカットすれば14x8=112grain。1grain=0.0648gなので0.0648x112で約7.26gのティップになります。まずはこれ位のウエイトで作ってみて、あとは実釣で使ってみてですね。


うちの中を探すとこんないいものも出てきました。これシンクティップのループ作製に使えますね。Cultivaのテクノーラ組糸110lb。中通しのニードルも付いてる。かつて調布にあったショップの値札が付いてますね。もう10年以上前に買って未使用だったと思われます。付属のブレイデッドループで足りない分はこれでいってみよう。
しかしなんでこんないいものがうちに?
かつてバスアングラーだった頃、メタルジグが得意で多用してたんですよ。たぶんそれでアシストフック作るのに買ったんだと思います。そもそも探してみようと思いたったのも、何かうちにあったような気がしたんですよね。

こんな具合で準備と整えつつ、まともな釣りにならなかった先週末からもどかしい1週間を過ごし、そして待望の晴天の週末がやってきた。

2ヶ月ほど前からずっと釣行したいと思っていたものの、まだ寒すぎたり、ラインシステムも揃わなかったりと延び延びになっていたハイカントリーのTwizelというところに1泊2日の強行プランで釣行です!

地図で見た感じでは3.5~4時間くらいのドライブかな?


朝6時出発。今日は気温も上がる予報で最高の天気。まずはSH1をOamaruまで北上して、そこからSH83でインランドに向かうルート。目指すのはかなたの雪が被っている山のほうだ。


少しずつ山が近づいてくる。


もう少しだ~。しっかし最高の天気でご機嫌だな、今日は。


Such a beautiful lake!!


きたきた~~ もうテンション大幅アップ↑↑↑


Wowwwww!!!


やっぱりNZは素晴らしい!生きててよかったーーって思える瞬間。


そして予想より早く、ほぼ3時間で目的地に到着した。



そして到着したここが今回の釣り場。Hydro Canal。湖水を利用した複数の水力発電所を結ぶ水路です。このCanalにサーモンファームがあって、そこから逃げ出したサーモンの他、トロフィーサイズのトラウト(ブラウン、レインボウ)が釣れることで有名な場所。

さあさあ、いったいどんな感じなのか?

釣り人は多いけどみんなスピンフィッシングだ。ここでは最もポピュラーなのはソフトベイト。用はジグヘッドのソフトベイトですね。あとはエサ釣り。
フライマンは皆無の中、あえてこの場所にダブルハンダーで挑みます。

まずは新調したSKAGIT EXTREME 520gr+Airflo T-10, 10ftのシンクティップ。

フライは


こんなのを巻いてきた。

ボディーはパープルのティンセル。ブラックのゾンカーテープの前にブラックのマラブーをコンポジットループでラバージグのようにフレアするように巻いた。後は光モノを少しとブラックのサーモウェブをマラブーの付け根にオーバーラップ。イントルーダーループでトレーラーフックを付けた2本針仕様。

30分ほど釣っても反応なし。流れはあるけどかなりゆっくりなので、スイングというよりはリトリーブで動かしたほうがいいのかなあ。

サーモンかトラウトかわからないけど、魚は時折跳ねているので間違いなくいる。誰も釣れている様子はなし。

何か違うなあ。。

スカジットのヘッドをAIRFLO SKAGIT COMPACT INTER 540Grにティップも自作してきたT-14,8ftに変えてもっと下を流してみる。

スタートから2時間くらい経ったころ、カレントが早くなってフライがいい感じ流れるようになってきた。

あれっ、このスイングスピードいいんじゃない?

なんて思っていたら、流し終わりの縦の浮き上がりターンで

ドンッ!

と乗ってきた。

かなりのストロングファイターで強烈な引き。

まあまあサイズのサーモンきたかな?!

と思ったらレインボウ。。

ヒレピンのすっごいいいやつだけどレインボウ。


6lbの太いメス。60cmくらいかな。
撮影にいいポジションが取れず、あまりキレイな写真が撮れなかった。


サーモンじゃなかったけどいい魚です!

この後しばらく釣り続けて、少しづつこのキャナルのことが解ってきた。
このキャナル、カレントが止まったり動いたりで常に変化しているようだ。

釣れたのはいい感じにフライがスイングするようにカレントが効いてきた時。

そしてまた止まってしまうと魚も動きが止まってしまう。魚が跳ねるのもカレントが出ている時のような気がする。

つまりポイントもあまり動き回るより、魚が居る場所を見つけたらネバってタイミングを合わせる感じのほうがいいのではないか?いいカレントが出て、魚が口を使うタイミングを待つ。魚は常にいるけど、流れがないときは全く口を使わない。

そんな感じ。

これってかつて北島で通いこんだ、ウインターレイクのチャンネルの外側でやっていた釣りと釣れ方がかなり似ている。あそこも結局あちこち動き回るより、ずっと同じ所でネバった方が良かった。ただし、投げすぎて自分自身で掛けてしまうプレッシャーを上手くケアしながらということが大事だったけど。

いろいろ考えながら、いい流れが出てきた時はしっかり集中してスイングさせて、流れがないときはアップストリームに投げて引っ張ってみたり。

1本目を釣ってから1時間後くらいに再びフライがいい感じに流れ始めると、今度はスイングの最中にバイトがきたっ!


またしてもデカそうだ。

というか、さっきのよりさらに重い。。

こりゃデカイなあ。。


SAGE ONE7126がバットからフルベンドに絞り込まれる。


今度こそサーモンだろ、コレ。

と思ったらレッドバンドが見えた!

またレインボウか。

う~ん、まあデカイからいいか。。


もう一度、今度ははっきりと魚体が見えた!


うわっ、デカイ!!!

コレはマジでデカイ!スーパービッグレインボウだ!!!

やばっ、とんでもないのがきたよーーー


でも不思議とバレる気は全くしなかったし、慌てることもなかった。

フルベンドはしているものの、自分の持っている中では最強のフライタックルだし。

2回ネットを見てまたバァーっと走ったけど、3回目でネットに頭が入った。かなり大きいネットなのに、魚体の2/3くらいしか入らない。


やった~、捕獲した~。
誤ってリモコンを操作してしまって撮れていた1枚だけど。

 
とんでもないウエイトで持ち上げそこなった。尾っぽの付け根が太すぎてうまく掴めないし。。


こんなレインボウです!


ダブルハンダーがシングルの5番のように見えるけど。。
メスですね。ネットに入れるとすぐイクラが出てきた。


ネットについているスケールのメモリが14lbまで。それを超えてバネがボトムアウトするところまではいってなかったけど、ほとんど伸びきる寸前。14.5~15lbくらいだったのかな。尾びれは擦り切れてボロボロだったので、長さもあまり正確には測れてないですが76~77cmくらいでした。


いや~~、デカかった。。


この後バイトは全くなく、風も強くなってきて釣りにくい状況に。トロフィーサイズを釣ってしまって自分自身も気が抜けてしまったのか


なんかもういいかな~~


みたいな雰囲気に。


でもまあ、せっかくはるばる遠くから来たんだしってことで、キャナルの別の場所も探索してみた。

ワンバイトあったものの不発。

明日の朝はまた、今日釣れたポイントをやって、午後は行きに通ってきたレイクも気になるので帰り道に寄ってトライしてみるプランでいってみよう。


また続きは後日...



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