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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

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Fishing Through Heat of Summer

オークランドから釣り友M氏がやってきて、ホリデー後半に突入。3日間とも素晴らしい天気に恵まれて、暑すぎるくらいでした。
正直なところ、Otagoの夏がここまで暑くなるとは思っていなかった。

3日間で計3本の川を釣り歩いて、トロフィーサイズは出なかったものの、まあまあの釣果を上げることができた。

まずは友人M氏に、いいライジングフィッシュを見つけたのでやってもらって、


M氏のサウスアイランド第1号。

いいブラウンです。3.5lbくらい。フライは自分が巻いた、最近好調の#16CDCダンを使ってもらった。

初日は 夕方だけMatauraもちょっとやりに行って、


 
ニンフで3本、まあまあのブラウンが出ました。


M氏もニンフで1本捕獲。

2日目は朝から多数のライズがあるものの、ウイローグラブに夢中になっているやつは全く反応しない。#18までダウンサイジングしたウイローグラブも用意してきたけど、どうもこのウイローグラビングという釣りの勘所がわからず釣れない...

いろいろフライを変えて、なんとか1発仕留めたのが、



今回のベストフッシュになった5lb弱、57cm。


結局#15CDCカディスに出た。


フィーディングしていたのはウイローグラブだけど、ライズの周期とフライを落とすタイミングを合わせた結果、食わせることができた感じでした。 
 

最終日は気温も一番高くなって、朝から暑い。ライズが全く起こらず、午前中は不発。

午後は同じ川の違うセクションの様子を見てみる。

エントリー場所近くのプールで、魚が2回ほど跳ねたけどライズとか捕食行動ではなく、暑さに耐えかねてジャンプしたように感じた。

プールの上からサラサラと落ちてくる流れの中が気になって、ふとチェコニンフを流してみようと思いついた。

本当に久しぶりのチェコニンフィング。

今シーズン南に来てからはあまり出番がなく、40cmクラス1本と、チビしか釣っていない。

でもこの状況では、溶存酸素量の多い流れに魚が頭を突っ込んでいるのではないか?

答えはわずか数投で返ってきた。


ちょっと小さめながら、立て続けに2本キャッチ。

M氏にもチェコニンフに変えてもらい、同じようなタイプのスポットだけを打って歩く戦略にでた。


これが当たって、M氏も良型キャッチ。キレイなブラウンです!

ここまで釣って、この状況であればどうしても打ちたい場所が別のセクションにもう一箇所あって、最後にそこへ向かいます。


今日の状況を踏まえた上で、自分の考える最も釣れると期待できる場所が、このプールの上から落ちてくる流れの中。

ここを最後にM氏にやってもらおう。

さあ、ドラマ魚は出るか?


そしてM氏がやりました!55cm、4lbちょっとのナイスジャック。
M氏、今回のベストフィッシュ。まあ、プチドラマ魚だな(笑)

やはりいましたね~、ここに!


自分がオークランドを離れる直前に知り合い、一度だけ一緒に釣行して、その時はまだフライを始めたばかりだったM氏。
あれからまで半シーズンしか経ってないながらも、ギアも大幅にアップグレードし、内容の濃い時間を過ごしてかなり進歩していました。
ただ、短時間にチェコニンフ、ドライ&ニンフに、今回ライズを見つけてドライで仕留める釣りとさまざまなスタイルを覚えて、それらを自分の中で消化するのにもう少し時間が必要な様子。もともとソルトのルアーなど他の釣りの経験があるので、次回一緒に釣るときにはさらに上手くなっていることでしょう。

今回はM氏にメインで釣ってもらいましたが、最終日にまさかのチェコニンフがハマッたり、自分自身もサウスの釣りの引き出しが増えて、やはり状況に合わせてさまざまなメソッドを繰り出して「その時を釣る」ことの重要性を痛感しました。


これでホリデーも終了。さすがに中小規模の川は水が少なくなって釣りが難しくなってきた。

今月の残り、来月あたりは大きめの川と、ダム湖も行ってみようと思います。
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