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SWEET GREEN LAND

A blog of Japanese fly fisherman living in Otago, New Zealand

Gusty Weekend

今週も飽きもせずにいつもの川へ。

この週末(自分の週末は日、月)は2日とも天気がよろしくない模様。
雨はそんなに降らないようだけど、風がかなり吹く予報。

ストーキングではほどほどの風はいいカモフラージュになってプラス要因だけど、吹き過ぎると魚が見えなくなってしまうのでキビシイ。

どうかな~~




とりあえず準備の段階では晴れている。いってみようか~

いつも最初に入る橋ではなく、もう1本下の橋から入るポイントからスタートしてみる。

朝からすでに風がビュービューだ。


う~ん、魚が見えない。


水はクリアーなので、水中で動くものがあれば魚だと判断できるけど、ボンヤリしている状態の魚がほとんど見えない。

風で魚も沈み気味のようだ。

90分ほどやって、1匹フライに向かって浮いてきて食いそうだったけど、口を使わず。


移動です。いつも最初に入るほうの上の橋へ。

最近、かなりフライを見切られるようになってきたのでフライを変えよう。



上のドライを#10スティミュレイターから#12アダムスパラシュートに。
下のニンフを#12ゴールドビーズから#14ノンビーズのフェザントテイルニンフにしてフライの存在感を落とす。


このタイミングで少し風が収まってくれた。これなら見える。

手前に1匹と奥のフィーディング場になっている丸い浅瀬に乗っかって旋回しているのが3匹いる。


よし、チャンスだ!


まずは手前のヤツから狙うか。



1投で仕留めたのは53cmのメス。太くていい魚だ。


釣られちゃってちょっと悔しそうな表情に見えるブラウン君


なんだか変なもん咥えちまったなあ~ってか(笑)


こっちもピントがボケちゃいました。

 

リリース後、瀬に乗っかっていた3匹のうち1匹をこれまた1投で食わせたのに、残念ながらフッキング後すぐに抜けてしまった。

これでこのスポットの魚はスプークして終わり。

またまた風が強くなって、雨も降ったり止んだりで、荒れ模様の天気。

 
よし、午後はTaieri Riverに行こう。



SH85を走ってTaieri Riverへ向かいます。


かなり怪しい雲行きになってきた。


でも到着する頃になると晴れ間が。


天気は何とかもってくれているが、水が濁ったなあ。。

少し増水して水位はいいんだけど、木が倒れていたり、かなり荒れた痕跡が見受けられる。

最後にここを釣ったのは3週間前だけど、その時はライズも起こってこれから楽しくなりそうな雰囲気だったのだが。


フッキングしないような小さいのがドライに絡んできただけで、全くライズが起こらない。

これは少し水が落ち着かないとダメですね。


風が強いから雲の流れも早いなあ。。



空けて月曜日はいつものように半日の釣り。

いつもの川のいつもの場所で、


43cmの小さいブラウン。


そういえば、この川で50cm以下のブラウンを釣ったのは初めてだ。

昨日の朝やって、釣れなかったポイントでも今日はやりました!


 
51cmのブラウン。


この魚も見つけてから1投で仕留めた。


偶然おもしろい写真が撮れた。元気が良すぎて、宙だって飛んじゃいます!(笑)
 

今日も手がかじかむくらい寒い。

なので早めに終了。


ちょっとサイズが落ちたのと、先週からメスしか釣れてないなあ。
まあ毎週やって、比較的反応のいいオスは自分で釣ってしまったのもあるな。

今週末はとにかく風が強くて、どうしても6wtラインが必要だったけど、6wtのLOOPが折れてしまったので、5wtのVXPで6wtラインを投げて乗り切りました。


最近「1投で仕留めた」とか、「2投で仕留めた」というフレーズをたびたび使っているけど、ある意味、これがこの釣りのすべてといってもいいかもしれない。

つまり1投で釣れるのではなく、1投で仕留めなくてはならない釣りだということだ。

ターゲットを発見したら、まずは観察して魚がこれから向かう方向を読み、その1.5mくらい前方に静かにフライをプレゼンテーション。

小さな着水音と、水面に浮いているドライフライの存在に魚が気付いてそっちを注目する。

魚がゆっくり泳いでいくと、上からスーッとニンフが落ちてきて、魚の視線レベル、もしくはやや上で宙吊りになる。

これが自分の考えるベストなアプローチで、すべてが上手くシンクロするとかなりの確立でブラウンは口を使います。

着水点が魚の1.5mくらい前方というのはちょっと遠いようだけど、ドライよりニンフを食わせること念頭においているので、ニンフの沈下時間を考慮してドライだけの時よりはちょっと遠めです。

ファーストキャストがややショートしてしまったり、投げ直すにしてもせいぜい1回(魚が最初のミスキャストしたフライに気付いていないのが前提)。

3回以上キャストし直したりしていると、その魚が釣れる確立は劇的に下がると感じています。

だから、この1発で決めるセンスを磨かなくてはなりません。

ず~っと同じ所にいる魚に関しては、風とか、ライトコンディションの変化を利用したり、フライのカラーチェンジなどでネバッたあげくにバイトに持ち込める場合もあるけど、基本は1発勝負!

だからおもしろいんですけどね!



もう今日から12月かあ。時間の経つのは早いなあ。


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